平成30年 1月20日(土):初稿 |
○裁判官のブログ・ツイッター・フェイスブック等ネット上情報発信はなんと言っても岡口基一裁判官が圧倒的影響力を持っていますが、その他、岡口裁判官の「ボツネタ」の後を継いだ「ボ2ネタ」があり、私も良く訪れています。その他裁判官のブログとしては「かけ出し裁判官Nonの裁判取説」がありました。 ○この「かけ出し裁判官Nonの裁判取説」ですが、2005年03月22日「ごめんなさい」から始まり、本格的掲載は2005年03月25日「記念すべき第1弾(^^)/ 」から始まっていますので、13年も継続しています。既に「かけ出し裁判官」ではなくなっているようですが、表題は変わりません。謙虚なお方のようです。 ○このブログは、私のお気に入り登録を失念し、殆ど訪れたことがありませんでしたが、岡口ツイッターで、裁判官のおしごとの分類最新記事「レッドリスト入りかもしれない 」を発見しました。平成30年1月20日現在すべての記事(2242)となっており、裁判官情報としては貴重な大量データになっています。早速、「ボ2ネタ」の次にお気に入り登録し、今後、訪問スケジュールに入れます。 ○「レッドリスト入りかもしれない 」によると平成29年の裁判官採用者が、検察官採用者67人より少ない65人に減ったことに、「このままじゃ 10年先 20年先の裁判制度も 危ういなあ」と危機感を抱かれています。しかし「ネットで長時間かけて調べた各種数値データ紹介6(裁判所データ追加)」記載の通り、地裁民事事件新受事件数は、平成15年約352万件が平成27年147万件まで減少しています。 ○「ネットで長時間かけて調べた各種数値データ紹介7(法曹人口データ)」記載の通り、裁判官数は平成15年2352人が平成27年2976人と増加しています。地裁民事事件新受件数を単純比較すると、年間裁判官1人当たり地裁民事事件新受件数は、平成15年は約1500件、平成28年は約500件と3分の1に減っていることになります。 ○これだけ1人当たりの担当新受事件数が減ったら採用裁判官数が減らされても当然の気がします。しかし、現実の裁判官を見ると、平成15年当時の裁判官より平成30年現在の裁判官が暇になっているようには全く見えません。「かけ出し裁判官Non」さんは、平成15年に裁判官になっていたかどうかは不明ですが、忙しさの程度はどうなっているのか感想を聞いてみたいものです。 以上:1,002文字
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