平成26年11月 5日(水):初稿 |
○「岡弘祠FG教室第38回門下生研究発表会出演-会場説明と段取り」を続けます。 平成26年11月2日、第38回目となる岡弘祠フラメンコギター教室門下生研究発表会は、参加申込者41名、実際演奏者36名で午後4時5分頃開演し、途中15分間休憩を挟み、午後8時5分頃に終了し、発表会は実に4時間以上に渡りました。会場は260席の客席ですが、「入場無料、途中入退場自由」のため、客席は出入りが多く、平均的には数にして数十名程度、率にして1~2割程度しか埋まりません。おそらく発表者の身内でその出番に見に来る方が殆どと思われます。私の身内は、仙台からは誰も来ることなく、桐師匠【多遊】さんがビデオ撮影のためにお住まいの栃木県から出てきて頂けるだけです(^^;)。【多遊】さんには改めて感謝申し上げます。 ○私は、「東京フラメンコギター研究会門下生発表会感想1」記載の通り、岡弘祠フラメンコギター教室門下生研究発表会を平成20年第32回目に始めて鑑賞し、以降、平成21年第33回目、平成23年第35回目と3回鑑賞する側でした。そして東日本大震災直後の平成23年3月から、岡弘祠フラメンコギター教室に入門して、学生時代から憧れに憧れたパコ・デ・ルシアの「エル・テンプル」を岡弘祠先生の採譜された楽譜でレッスンを受け始め、平成25年第37回目で始めて門下生研究発表会に出演する側になりました。 ○平成26年11月2日第38回門下生発表会は平成25年に続いて2回目の出演ですが、「岡弘祠FG教室第38回門下生研究発表会出演-暴走に次ぐ暴走で空走自滅」記載の通り、やはり実力通り、不出来な演奏でした。しかし、鑑賞する側よりは、出演する側の方が張り合いがあり、これに向けて練習を繰り返し、最後に舞台で緊張感を味わうのも、なかなか良いものです。 ○発表会終了後、会場後片付けをして午後8時30分頃から、会場Tokyo FMホールから徒歩1,2分の場所にあるイタリアン・レストランで打ち上げ懇親会が開催され、これにも平成25年に引き続き参加しました。出演した門下生の殆どの方が参加されていますが、私は、教室が休みの火曜日にレッスンを受けているため、他の門下生の殆どの方を知りません。それでも「小松さんですね。わざわざ仙台からご参加頂きご苦労様です」なんてお声を頂き、その気遣いに有り難いと感じます。 ○同年代と思われる方々が居るテーブルを探し、以前も紹介した御年70歳になり、ご主人の形見のフラメンコギターで10年前から練習に勤しみ、平成26年は8回目の出演となるとのご婦人の隣に着席して、お話を伺いました。私は、1日30分程度しか練習できず、また、岡先生のレッスンは2,3ヶ月に1回で、新しい曲を発表会で演奏できるようになるには3年かかります。ところが、このご婦人、毎年、難しい新しい曲にチャレンジして発表会で演奏します。毎年、着実に腕前を上げておられますが、週に1回は岡先生のレッスンを受け、毎日2時間は練習しているとのことで、その熱心さに驚きました。 ○テーブルをいくつか回りましたが、同年代と思われる方に「私は昭和26年生まれですが、同年代でしょうか」と声をかけると、「いや、昭和19年生まれです」なんて答えられガックリきます。私よりズッと年上の方が、見た目は私より若く見える方が悔しいところです。どうやら70歳前後になってもフラメンコギターに取り組んでいる方は、若々しい方が多いようです。中には75歳でフラメンコギターを始めて、3年後の78歳になった平成26年発表会に初参加された方も居ました。 ○同じ門下生でうら若い女性に、「小松さんですね。私は小松さんのブログのファンで、フラメンコの記事をよく読んでいます。」なんて声をかけられ、嬉しくなると、さらに「小松さんのホームページ、良く読んでいますよ。」なんて重ねて声をかけられ、更に嬉しくなり、帰りの電車では、同じ門下生の方と乗り合わせ、昔、東京音楽アカデミー小原安正氏のソノシートレッスンを受けましたなんて話が弾み、赤坂見附駅を乗り過ごしてしまいました。 楽しい機会を与えて下さった岡弘祠先生には心より感謝申し上げます。 以上:1,713文字
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