平成26年 5月19日(月):初稿 |
○平成26年5月18日午後から草月会館草月ホールで第6回カディスの赤い星ギターコンサートがありました。草月会館は、私の東京での定宿赤坂エクセルホテル東急から徒歩10分くらいのところにあります。「第2回カディスの赤い星コンサートを観て1」記載の通り、平成21年3月29日以来、5年ぶりの訪問でした。「第2回カディスの赤い星コンサートを観て2」記載の通り、このときのセラニート氏の演奏は、期待に反するものでしたが、今回のグリーシャ氏の演奏は、期待通りというか、期待を超えた素晴らしいものでした。 ○グリーシャ氏の演奏は、YouTube動画に多数掲載されており、これまで何度も鑑賞し、その素晴らしさに感激し、「サンクトペテルブルク生まれの天才ギタリスト”Grisha Goryachev氏”紹介」以下に、同氏文HP自己紹介部分の英文を日本語訳を紹介してきました。但し、その日本語訳の正確性については、全く保障の限りではありません(^^;)。 ○平成26年1月半ばに、元テレビ東京ミュージック社長でカディスの赤い星コンサートのプロデューサーをされている方から、直接、当HP投稿フォームでメールを頂き、返事を差し上げたところ、「昨年(平成25年)の12月に群馬在住の私の友人と一緒にためしにグリーシャを日本に招聘し、群馬で小さなライブをいたしました。間近でみる彼の弾くギターは懐かしくも凄まじいテクニックでした。 これはやはり多くのギター小僧だった皆さんに聴いてもらいたいと思い、今回のコンサートになりました。」とのご返事を頂き、大いに期待してコンサートに臨みました。 ○グリーシャ氏は、第一部では、グラナダ、エルビート等クラシック的な演奏で、第二部でサビーカスのファルーカから始まる本格的フラメンコ曲を演奏しました。私が現在練習している「パナデロス・フラメンコス」や「ルシアのグアヒーラス」等YouTube動画で繰り返し聞いている曲を実際生演奏で聴きたかったのですが、残念ながらプログラムには入っていませんでした。しかし、どのフラメンコ曲も、一言で言うと骨太で且つ繊細であり、「凄まじいテクニック」をシッカリと堪能させて頂きました。特にソロの最後に弾いたパコ・デ・ルシアのブレリアス「アルモライマ」は圧巻でした。共演した沖仁氏の演奏は、従前よりはズッと進歩していると感じましたが、グリーシャ氏と並ぶとちと見劣りします。 ○元テレビ東京ミュージック社長でカディスの赤い星コンサートのプロデューサーをされている方が、HPで観たと言って、わざわざ私にまで鑑賞勧誘のメールを送ってくるくらいですから、主催者側は観客集めに相当苦労されているのかと思っていました。ところが、全530席という草月ホールは全席埋まっていたように見えました。チケット発売と同時位にネット注文して取り寄せた私の席はE列2番で、前から5番目のステージに向かってほぼ左端から2番目の席で、余り良い席ではありませんでしたが、ここから会場全体を見渡すと空席は見当たりませんでした。 ○観客は6割り方女性で老若色々でしたが、4割程度の男性は殆どが60代以上に見えました。30代、40代の若い男性はチラホラ見える程度でした。女性は若い方も多くいたのは、フラメンコバイレを習っている方々でしょうか。パンフレットには「いま日本ではフラメンコがちょっとしたブームになっています。テレビCMでもフラメンコのリズムを耳にする機会が増えていますが、踊りを中心としたフラメンコが主流で、ギターはあくまで伴奏としての役割になっています。」と記載されていましたが、60代以上の男性は、昔、或いは、今もフラメンコギターに熱中した方々と思います。岡弘祠フラメンコギター教室等での顔見知りの方がいないかと探しましたが、残念ながら知っている方にはお目にかかれませんでした。 ○グリーシャ氏の演奏に近づこうなんて妄想は抱きませんが、少しでも向上を目指して練習に励もうと思った次第です。 以上:1,637文字
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