平成21年 3月31日(火):初稿 |
○平成21年3月29日は当事務所春季スキー合宿最終日でした。合宿往路は、私の自動車で合宿常連Sさんと交替運転でしたが、帰路の運転はSさんにお任せして私は、午後1時チェックアウトの他の仲間より一足早くホテル安比グランドを出ました。そして午後12時37分安比高原駅発の列車で盛岡に行き、午後1時41分盛岡駅発新幹線で東京に向かい、午後4時8分東京駅に到着しました。 ○午後4時8分東京駅到着後いつものように地下鉄丸ノ内線に乗り換え赤坂見附駅で降り、いつもは赤坂グランドホテルに向かうところ、その日は、青山通り沿いに徒歩10数分かけて進み草月会館を目指しました。目的は草月会館の草月ホールで開催される「第2回カディスの赤い星コンサート」鑑賞でした。 ○「第2回カディスの赤い星コンサート」には、私が学生時代、パコ・デ・ルシアと同様というか、一時はパコ・デ・ルシア以上に恋い焦がれた伝説的フラメンコギタリスト「ビクトル・モンヘ・セラニート」が出演しました。セラニート来日出演の情報を得ると、これは何を置いても観なければと思い、直ぐにネットで6500円のチケットを購入していました。 ○「フラメンコギター”Serranito (セラニート)”の思い出」記載の通り、私は学生時代、結局、ものにはなりませんでしたが、「Serranito (セラニート) 」の「ヘレスのフラメンコ(ブレリアス)」を最も力を入れて練習しました。セラニートのようにかっこ良く弾きたいと思って1日数時間来る日も来る日もこの曲ばかり弾いていた時期がありましたが、これを採譜・編曲された相崎先生の合格点は貰えませんでした。 ○ブレリアスに次いで練習したのが「暁のギター(カンパニジェーロス)」であり、またフラメンコギター曲ではありませんが、セラニートのレコードで聞いたJ.S.サグレラス「蜂雀」の指捌きに驚愕して少しでも近づきたいと懸命に練習したものでした。その他にも取り組んで挫折した曲に「ファルーカ」と「サパテアード」があります。 ○平成21年3月現在、YouTubeのビデオで発見した「暁のギター(カンパニジェーロス)」に学生時代の感動が蘇り、この曲だけはここ数ヶ月毎日のように繰り返し練習をしています。ブレリアスや蜂雀など難しい指捌きを必要とする曲は、若いときのように指が動かなくなった現時点ではとても挑戦する意欲がもてません。 ○実は2年程前セラニート演奏が収録された唯一のDVD「VictorMongeSerranito enconcierto」を購入して鑑賞していましたが、何か、30数年前にレコードで聞いたセラニートの感動が蘇らず、更新情報に記載する気にもなれずに居ました。どこか傾向が変わっていたのです。しかし実物のセラニートを観るのは初めてであり大いに期待して「第2回カディスの赤い星コンサート」に向かいました。 以上:1,182文字
|