令和 4年 9月 7日(水):初稿 |
○「平成30年第13回新司法試験合格者発表雑感」以来4年ぶりに司法試験合格者発表の記事を紹介します。受験者3339人に対し合格者1403人で合格率45.52%とほぼ受験者の半分が合格しています。当初の司法試験改革目的は、合格率に限ってはほぼ達せられています。 ○久しぶりに合格者を桐表化した画像ファイルを紹介します。法科大学院数は激減した聞いていましたが、まだ55校も残っているのに驚きました。仙台市の東北学院大学法科大学院の名前はありませんでした。東北大学法科大学院は合格者数27名(10位)、合格率56%(6位)でしたので、善戦と評価できます。しかし、京大・東大・慶応・早稲田の上位4校は100名以上合格者を出しており、だいぶ見劣りします。 ******************************************** 最終合格者は1,403人、合格率45.52%…司法試験2022 リセマム9/6(火) 20:15配信 法務省は2022年9月6日午後4時、令和4年(2022年)司法試験の合格発表を行った。最終合格者数は1,403人で、2021年の1,421人と比べて18人減少した。受験者数3,082人に対する合格率は45.52%。合格者数と合格率を法科大学院別にみると、1位はいずれも「予備試験合格者」だった。 司法試験は、法科大学院の課程の修了者または司法試験予備試験の合格者が受験できる。受験期間は受験資格を取得した日後の最初の4月1日から5年間。 2022年司法試験は、論文式試験を2022年5月11日と12日、14日、短答式試験を5月15日に全国7か所で実施した。出願者は3,367人、受験者は3,339人、短答式試験の合格に必要な成績を得た者は2,494人、最終合格者は1,403人で、合格率(最終合格者数/受験者数)は45.52%であった。 2022年司法試験の合格者数は、「予備試験合格者」が395人で最多。ついで「京都大法科大学院」が119人、「東京大法科大学院」が117人、「慶應義塾大法科大学院」と「早稲田大法科大学院」が104人。一方、合格者を出せなかった法科大学院は23校あった。 合格者数を受験者数で割った合格率は、「予備試験合格者」が97.53%で最高となり、「京都大法科大学院」68.00%、「東京大法科大学院」60.94%、「一橋大法科大学院」60.00%、「慶應義塾大法科大学院」57.46%と続いた。 なお、「予備試験合格者」395人を職業別にみると、もっとも多かったのは「大学生」で149人。ついで「法科大学院生」112人、「無職」57人、「会社員」38人、「公務員」21人等。最終学歴別にみると、「大学在学中」150人、「法科大学院在学中」112人、「大学卒業」68人の順に多かった。 ◆司法試験合格者数トップ10 1位「予備試験合格者」395人 2位「京都大法科大学院」119人 3位「東京大法科大学院」117人 4位「慶應義塾大法科大学院」104人 4位「早稲田大法科大学院」104人 6位「一橋大法科大学院」66人 7位「神戸大法科大学院」54人 8位「大阪大法科大学院」51人 9位「中央大法科大学院」50人 10位「東北大法科大学院」27人 ◆司法試験合格率トップ10 1位「予備試験合格者」97.53% 2位「京都大法科大学院」68.00% 3位「東京大法科大学院」60.94% 4位「一橋大法科大学院」60.00% 5位「慶應義塾大法科大学院」57.46% 6位「東北大法科大学院」56.25% 7位「愛知大法科大学院」50.00% 8位「神戸大法科大学院」48.65% 9位「大阪大法科大学院」45.95% 10位「早稲田大法科大学院」44.83% 令和4年法科大学院別司法試験合格者最終合格者降順 以上:1,557文字
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