平成23年10月17日(月):初稿 |
○「集客効果のある法律事務所HPとは?」で、私なりに考えた集客効果のあるHPの概要を報告していました。 その中で、 2.好感を持たれる見栄え・内容 見やすいこと、顔が見えること(最重要-官澤総合法律事務所HP参照) 情報が整理されていること-見たい情報に直ぐ行き着く と記載していましたが、「第17回業務改革シンポジウム第1分科会予告等」で紹介した以下の4名のパネリスト弁護士各位法律事務所HPはいずれも上記各ポイントをシッカリと押さえて、見た人が、こんな事務所に依頼してみたいという気持を起こさせる内容でした。 弁護士法人マーシャルアーツ主催者堀鉄平弁護士、 弁護士ドットコムを開設した法律事務所オーセンス代表の元榮太一郎弁護士、 弁護士法人横浜パートナー法律事務所の大山滋郎弁護士、 弁護士法人佳朋原総合法律事務所の原章夫弁護士 ○その内容を私なりに分析した結果は以下の通りです。 ・売り込みポイントの明確化 弁護士法人マーシャルアーツは、戦う弁護士 法律事務所オーセンスは、あなたの悩みをお聞かせ下さい、チームによる最良のリーガルサービス 弁護士法人横浜パートナー法律事務所は、企業の法律事務に精通した弁護士、お客様のパートナー 弁護士法人佳朋原総合法律事務所は、皆さんの声を良く聞くことから始めたいと考えています ・姿形顔を見せる 弁護士法人マーシャルアーツ トップページでスタッフ弁護士全員の顔が良く判る画像と打ち合わせ風景に更に自らのリングで戦っている姿までこれでもかこれでもかと見せています。 法律事務所オーセンス トップページでスタッフ弁護士、事務局員等の打ち合わせ風景が顔が判る形で表示、 弁護士法人横浜パートナー法律事務所 トップページににこやかな代表弁護士の上半身 弁護士法人佳朋原総合法律事務所 トップページの下方に事務所スタッフ全員での記念写真、顔が良く判らないのがちと残念 その他、山本安志法律事務所など代表弁護士の挨拶を動画で見せているHPも増えており、兎に角、スタッフの顔が良く判るように工夫が必要なようです。依頼する方は顔が見える方が安心であることは間違いありませんので。 ・得たい情報にすぐたどり着く トップページを見ただけで目的の情報のあるコンテンツが直ぐ判るための工夫が必要、例えば相続問題で遺産分割をどのようにすべきか思案しているお客様の目から見た場合の各HPを検証します。 弁護士法人マーシャルアーツ トップページ下方右側「相続・遺言書作成」ボタンをクリックしてそのページに行けますが、まだ内容は概論だけでした。 法律事務所オーセンス 個人のお客様トップページに遺言書作成ボタンがありますが、相続全般についての説明ページは見あたりません。 弁護士法人横浜パートナー法律事務所 ここもトップページその他取扱い分野の最後に遺言・相続ボタンがありますが、解説はごく僅かでした。 弁護士法人佳朋原総合法律事務所 トップページ上方左側に相続・遺産ボタンがあり、クリックして説明ページに入ると、前3者HPよりは、詳しい説明が掲載されています。遺産分割については結論だけで、その調停等の具体的方法の説明はありません。 ここにその具体的方法と依頼した場合の費用等がまとめて説明してあると便利だと感じました。 具体的説明は、「弁護士が語る分かる!法律の話」、「弁護士が語るちょっと難しい?法律の話」に記載してあるようですが、ここを探すのはちと難しいかなと感じました。 こうしてみると、お客様が求める情報の掲載方法、どのまで掲載するかなど相当工夫が必要だと感じました。 当事務所も、この競争時代、「自己満足」だけを求める現在のHPだけでは、競争に負けると痛感しており、宣伝・広告用HPを別に作成する予定であり、大いに参考にさせて頂きます。 以上:1,543文字
|