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RU令和7年3月例会映画”天国と地獄”鑑賞会報告ネタバレあり

令和 7年 3月20日(木):初稿
○令和7年3月19日(水)は、RU(ライジングアップ)例会で、映画鑑賞イヤーと決めた令和7年最初の映画鑑賞日で、黒澤明監督の名作映画「天国と地獄」を参加者7名で鑑賞しました。映画「天国と地獄」は1963(昭和38)製作の映画で、小学校低学年から映画好きでほぼ毎週のように当時気仙沼市三日町にあった東映劇場、南町にあった旭劇場(東宝作品上映映画館)、内ノ脇にあった名前は忘れましたが大映・日活映画を上映する映画館に通ったものでした。

○一番多く通ったのは南町の旭映画劇場で、昭和30年代の黒澤映画はここで封切りを鑑賞しており、映画「天国と地獄」も最初に鑑賞したのは旭劇場での封切りでした。しかし黒澤明監督作品映画「用心棒」や映画「椿三十郎」ほど印象は残っていません。おそらく平成10年頃DVDも購入していますので、その頃再鑑賞していたはずですが、「映画”天国と地獄”を観て-少々ネタバレしますが結構面白い」記載のとおり、令和5年6月11日(日)に4UHDソフトで3回目の鑑賞をしていました。

○令和7年3月からはほぼ1年9ヵ月前に鑑賞しているのに、細かいストーリーの半分くらい忘れているのには、ガッカリでした。令和5年の鑑賞では、「子供が解放されて主人公権藤金吾役の三船敏郎氏が懸命に走って子供と抱き合うシーンには感動で涙がウルウルでした」が、今回の鑑賞ではこの場面で涙が全く出ませんでした。感動のレベルは、鑑賞時の精神状態等で相当異なることが判りました。令和5年の鑑賞ではストーリー展開に自然に感情移入できたのですが、今回の鑑賞では、前半、主人公権堂邸での遣り取りに、少々違和感を感じた箇所もあり、感情移入の程度が弱く感じました。

○今回感心したのは後半で、緻密で且つ膨大な捜査活動によって徐々に犯人の居所が絞られ、最後は誘拐された子供の記憶に基づく誘拐過程で見た風景の絵や犯人の似顔絵がヒントになって犯人特定に至るまでの過程です。特別捜査本部を設置して大量の捜査員が投入され、仲代達矢氏演ずる捜査責任者の捜査員への適切な指示と大人数での捜査会議の積み重ねで犯人を特定しますが、特定した後に逮捕に至るまでの、マスコミ報道まで利用しての過程も見事でした。犯行は悪質極まり、誘拐罪での懲役15年の刑で済まされる事案ではないと3件の殺人まで立件する執念は感動モノです。

○鑑賞後、30分程、参加者の感想を披露して貰いましたが、やはり人それぞれで、映画の楽しみも人それぞれと実感しました。
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