令和 7年 2月24日(月):初稿 |
○「”1日1分からはじめる65歳からのらくらく呼吸法&気功”紹介1」を続けます。令和5年現在87歳の帯津三敬病院名誉院長帯津良一医師著「1日1分からはじめる65歳からのらくらく呼吸法&気功」の基本のかんたん呼吸法と歩くときの呼吸法を紹介していました。いずれも簡単な呼吸法で、早速、歩くときの呼吸法を取り入れて実践しています。 ○その他の呼吸法として、屈伸息・寝たまま呼吸法・調和道丹田呼吸法の3つ掲載されており、以下、紹介します。 ・屈伸息 ①椅子に座って脚は肩幅に開き、両手を太ももの上に置き、上半身の力を抜いて静かに(鼻から)息を吐く ②ゆっくり(鼻から)息を吸いながら、手のひらを自分の方に向けて胸まで持ち上げ、上半身を伸ばし、さらに手を広げて胸を十分に開き、しっかり息を吸い切る ③(鼻から)息を吐きながら手を狭めて胸の前まで戻し、手のひらを下に向けてみぞおちをゆるめ、左右の親指をみぞおちに当て、さらに(鼻で)息を吐きながらゆっくり前屈し、同時に親指をみぞおちにいれる ④両手を前に突き出し、上半身と床が平行になるまで前屈し、息を吐き切り、ゆっくり息を吸いながら①の姿勢に戻る ⑤①~④を繰り返す ※みぞおちとは、心窩部【しんかぶ】とも呼ばれ、左右の肋骨【ろっこつ】が胸の前で合わさったところの下にある骨がない場所のこと、ここに位置する内臓には胃や膵臓がある ※息を吸うときはお腹を凹ませ、吐くときは下腹を膨らませる「逆腹式呼吸」で行う ・寝たまま呼吸法 ①仰向けに寝て、全身の力を抜き、手足は心地よく広げる ②ゆっくり(鼻から)息を吸い、お腹を凹ませる(逆腹式呼吸) ③息を十分に吸ったら、ゆっくり(鼻から)息を吐きながらお腹を膨らませていく ④②~③を繰り返すうちに、自然に眠りに入っていく ※息を吸うときは、「臍下丹田腰脚足心」といって、丹田から足の先まで気を満たしていくイメージで行うと効果的 ・調和道丹田呼吸法 ①椅子に浅く座って、背筋を伸ばし、足を肩幅に開き、両手は膝の上に置き、上半身を45度程度前方に倒しながら、4~5秒かけてゆっくり(鼻から)息を吐き、全身の力を抜く ②息を吐き切ったら、上半身を起こし、胸を開きながら2~3秒かけてゆっくり(鼻から)息を吸い込む ③息を(鼻から)吐きながらみぞおちをゆるめて、上半身をスーッと骨盤に落とし込む ④上体を軽く前に倒しながら(鼻から)息を吐き切る ⑤ゆっくり(鼻から)息を吸いながら体を起こし、①~⑤を繰り返す 以上:1,019文字
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