令和 7年 2月25日(火):初稿 |
○「”1日1分からはじめる65歳からのらくらく呼吸法&気功”紹介2」を続けます。これまで和5年現在87歳の帯津三敬病院名誉院長帯津良一医師著「1日1分からはじめる65歳からのらくらく呼吸法&気功」から、同氏が実践している各種呼吸法を紹介していました。今回は、「健診結果に問題があっても、私は健康」と言う同氏の健康に関する基本的見解に関する備忘録です。 ○同氏は医療従事者の義務として年に2回は仕方なく健診を受けていますが、スタッフに結果は持ってくるなと伝えているとの事で、ウエスト1m(※私は77㎝)、コレステロール値260~270㎎/dl(※私は229)、中性脂肪385㎎/dl(※私は65)の典型的メタボで、肝臓・腎臓の数値も正常値に届かず、薬の処方が必要なレベルですが、日々の体調はすこぶる良く生活に支障もないので健康を信じて疑っていないとのことです。生活の中で免疫力を高め、いのちが躍動していれば、数値は少々悪くても関係ないと思っているとの、姿勢が素晴らしい。 ○帯津式食養生の基本 万人に向く食養生はない 納豆も断食も合う人もいれば、合わない人もいる 好きなものを少しだけ食べることが食養生の基本 食養生において最も大事なことは「ときめき」 大地のエネルギーを含んだ旬のもの、地場のもの、好きなものを、ときめきながら少量食べることが一番の食養生 あれは体に悪い、これは栄養がないなど理屈で考えず、そこにときめきがあれば、ステーキ・うなぎを食べて良い 友人のモンゴル人内科医で肉と酒しか口にせず、肉は俺の石炭、酒はガソリンと豪語して102歳まで生きた例がある 帯津医師の現在の食生活 朝はココアと昆布茶各一杯のみ(※私は、蜂蜜・プロティン入り豆乳250ccのみ) 昼は病院食堂食は外食等色々、外で食べるときは先ず生ビール1杯にすき焼き・カツ丼・鰻丼等がおおい、昼のビールはおいしい 夜は欠かさず晩酌、夕方6時ビールから始まる、定番は湯豆腐と刺身、最近気に入っているのは白子の天ぷら、塩辛、酒盛、筋子、鱈子等塩気が多いことは気にしない 締めに炊き込みご飯、糖分の多さなど気にせず美味しいご飯を食べる 嫌いなものは栄養があるからと無理して食べなくて良い 飲み物は好きなものを適量 朝は普通の甘めのココアが定番 カルピス・ポカリスエット等も気が向けば飲み、「甘い飲み物は糖質が多い」なんて警告も全く気にしていない 「水を飲む健康法」もあるが、自分は水は滅多に飲まない、飲みたくないものは飲む必要はない 昆布だしが骨を発達させる カルシウム補給のため少し前から「昆布だし」を愛用 毎日昆布だしでとった湯豆腐を食べている これによって「先生、最近髪の毛が黒くなってきた」と言われている 中高年こそ肉食を 東京都健康長寿医療センター研究所は令和5年に健康長寿のためには肉類を食べることが重要との研究結果発表 高齢者対象調査で、肉類摂取量多いグループの歩行速度が速く、肉食はサルコペニア(筋力・筋肉量低下)・フレイル(虚弱・要介護一歩手前の状態)防止に有効 肉は良質タンパク質の供給源で、亜鉛・鉄・カリウム等ミネラル・ビタミン類を含む 高齢者ほど肉を大いに食べるべき お酒は素晴らしい養生 夜は6時から先ずビール、ビールのあとはウイスキーダブル2~3杯、休肝日なし 肝臓の数値は良くないが、数値にとらわれてクヨクヨ生きるより、生き生きとときめいた方が健康との信念 晩酌するときは「これが最後の晩餐だ」と思って飲む-格別の喜びとときめきがわき上がり、酒がますますうまくなる 本当にうまいと思って飲むと命のエネルギーが高まり、体外にあふれでる 酒こそは、私の人生に欠かせない素晴らしい養生 以上:1,502文字
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