令和 4年 9月17日(土):初稿 |
○「”マスクを捨てよ、町へ出よう”紹介-はじめに」の続きで、井上正康・松田学両氏共著の「マスクを捨てよ、町へ出よう-免疫力を取り戻すために私たちができること」の1章「やっぱりこわくなかった新型コロナ」を紹介します。 ○令和4年9月16日夕方、ヨドバシ仙台店に行くため自転車で町にでましたが、町中を歩く人々の殆どはマスク姿です。私のようなあごマスク姿は、チラホラ居ますが、完全にマスク無しの方は、100人に1人も居ません。私も、マスクを完全に外したいのですが、ヨドバシ仙台店内では、相変わらず、玄関に消毒液が置かれ、マスク着用表示が残り、店内にはマスク無しの方が居ませんので、やむを得ずマスクをつけざるを得ません。 ○以下、「マスクを捨てよ、町へ出よう-免疫力を取り戻すために私たちができること」の1章「やっぱりこわくなかった新型コロナ」の私なりの備忘録です。 ・変異株に対して集団免疫が更新される 2022年はオミクロン株という新たな変異株の感染拡大 オミクロン株は、殆どが無症状か軽症で重症化例は少なく死亡率も低くなっているが、これはウイルス感染症流行の基本的パターン 感染して免疫力を獲得した人の割合が増え、集団免疫力を獲得すると、類似病原体に対し作用する免疫(交差免疫)の働きで、死亡率・重症化率が低くなる ウイルスの変異に免疫系が対応し、新変異株に対する集団免疫力が更新される ・オミクロン株で重症化しない理由 アルファ株からデルタ株までの病態は、さまざまな臓器の血管障害・血栓症が主な原因-血栓が肺に詰まると間質性肺炎 オミクロン株では、多くの突然変異でウイルス表面のスパイク(突起)の構造が激変 プラス架電アミノ酸が増加し、マイナス架電結膜組織の糖タンパク質などに結合しやすくなり感染力が強まった しかしオミクロン株が喉や上気道粘膜表面に吸着しても遺伝子が細胞内に注入されにくく、多くは粘膜ライムゾーンに取り込まれ大半が分解される その結果は喉の粘膜組織に限定的に結合されるので喉が痛くなるだけで治まる-ただの風邪症状 ・パンデミックは常に集団免疫で収束してきた 新型コロナ前の旧型コロナは4種存在し130年前の「ロシア風邪」が世界的に流行するも世界全体で100万人が犠牲になったが集団免疫確立により1年で収束 インフルエンザウイルス「スペイン風邪」は100年前に世界的流行し全世界で1億人が犠牲になり3年目に収束、収束が遅れたのはアメリカで解熱剤アスピリンを第一次大戦の兵士に大量投与したこと ・われわれは100年以上”ウィズコロナ状態”を過ごしている ロシア風邪は「旧型コロナ」、スペイン風邪はインフルエンザとして、どちらも毎年変異を繰り返しながら現代まで生き続け、冬の初めに流行が始まり、桜の季節に収束 毎年変異株に対し、従来の交差免疫で対応しながら感染が広まり、”免疫の免許更新”により集団免疫が確立して流行が終わる 2020年以降インフルエンザが激減しているのは感染力の強い新型コロナに遅れをとったから-感染力の高いウイルスが身体に侵入すると生体防御系が活性化され後から来たウイルスを排除する ・現在世界で起こっているのは”無症候性パンデミック” 2021年理化学研究所が「感染していない日本人の血中から新型コロナウイルスを攻撃するキラーT細胞が見つかった」論文発表 われわれは新型コロナに無症候性暴露しており、その免疫記憶としてキラーT細胞が存在 「感染していない」と思い込んでも、実は「大半の人がすでにかかっていたという事実」が理化学研究所の論文で明らかになった ウイルス遺伝子の断片がPCR検査によって”PCR陽性波として可視化”-まったく症状のない健康な人まで”感染者”扱いしてマスコミが毎日大々的に報じたのが今回のコロナ騒ぎの実態 オミクロン株のような感染力の強いウイルスは、1人でも見つかった段階で既に広範囲に広がっており、たまたま一部がPCR検査で見つかったに過ぎない 慌てて水際対策や営業規制をしても効果は全くないので、いたずらに恐怖心を煽っての「無症候性パンデミック騒動」は一刻も早く止めるべき 以上:1,687文字
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