令和 1年12月24日(火):初稿 |
○平成24年3月5日初稿「平成23年12月頃ビール党からワイン党に変わる」に、平成23年12月ファミレス「ビッグボーイ」(昔のミルキーウエイ)で一杯100円ワインを飲み始め、これをきっかけに、自宅での夕食時もワインを飲むようになり、濱野吉秀著「ワインの力 ポリフェノール・延命力の秘密」の「古来、ワインは薬だった。一日二杯の赤ワインで認知症を防止。」なんてワインのキャッチフレーズに、これからワインに填りそうですなんて記載していました。 ○現在もワインが晩酌となり、ワインを贈呈されると大変助かり、また、毎年、夏、家族でSF旅行が恒例行事となり、ナパやソノマのワイナリーを巡って、ワインを仕込んできます。かといってワインの味にはこだわらず、一本500円のワインも、ウン万円のワインの違いも判らず飲んでいます(^^;)。 ○令和元年12月22日日経新聞TheSTYLE/Gourmet(グルメ)に「和食のワイン ナパにあり」との記事が掲載され、「7年ぶりの海外視察旅行2日目-ナパバレーワイナリー巡り1」で紹介した「ケンゾーエステイト」を思い出しました。その後も家族旅行で訪れていますが、この記事を読んで、オーナー辻本憲三氏の凄さを再認識しました。 ○記事によるとケンゾーエステイトの赤ワイン「藍」(2015年)は令和元年1月米国批評誌「ワインエンスージアスト」で96点を獲得し、完全予約制のワイナリーには世界のワイン通が訪れるとのことです。私も少なくとも3回以上は訪れており、世界のワイン通の1人になりました(^^;)。 ○ケンゾーエステイトの広さは東京の中野区ほどもあり、見渡す限りのブドウ畑もその5%にすぎず、太陽の光を十分に受けつつ、湾岸からの冷気を取り込むこの区域が「最高の環境」とスタッフは胸を張るとのことです。また、辻本氏は、ブドウが栄養を吸収するためには、一本一本の根が深く土中に張らなければならないところ、当初のブドウ畑には石が埋まって、それに阻まれた根が丸く塊になっていたため、専門家の意見を容れて、14万本もの木を引き抜き、土を掘り返し余計な石を取り除く作業をしたとのことです。 ○一流のブドウ醸造家と栽培家に出合い「ありえないコンビ」を得て、王道のブドウ品種を使い、奇をてらわずに質を追求し、「トゲもなく緩くもない酸や、きめ細やかなタンニンなど奥ゆかしい味わいが特徴」のワインを生み出し、「藍」や「紫」等日本名をつけて売り出し、奥様が「あさつゆ」と名付けたワインは、ワイン情報共有アプリ「Vivinco」での約1300万人の投票で、3年連続全米ベスト・オブ・ソーヴィニヨン・ブランにも選ばれたとのことです。 ○ケンゾーエステイトのワインは日本と米国でしか販売しておらず、その理由は辻本氏によれば「これでヨーロッパに持って行ったら、値段が上がってしょうがない。ワインは空き瓶になって初めて売れたことになるんです。値段が高い奴ほど(飲むのをためらって)空き瓶にならない。」からとのことで、凄いの一言です。 以上:1,248文字
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