平成20年 9月14日(日):初稿 |
○「筋肉が強く若いほど無病で長寿-石原結實医師」に記載したとおり、60歳で筋肉隆々の身体を誇り、さらに60歳を超えてもベンチプレスで100㎏以上を上げるという石原結實医師に触発されて、筋トレ意欲が起こり、現在尚、筋トレ意欲旺盛になっています。 ○石原結實医師は,健康に関する著作も相当数あり、内4冊ほど購入しておりますが、現在「”体の冷え”を取るとなぜ、病気が治るのか」を読んでいます。内容は,表題の通り、体の冷えを取ると病気が治る仕組みを豊富な実例を通して判りやすく説明しているものです。 ○同著「はじめに」には、「地球上の全ての営みが”熱”によって動かされている」ものであり、この「熱」が奪われ、「冷え」が生じることによる健康への悪影響をシンプル、明快に説明され、実に判りやすいと感じました。 ○冷血変温動物のヘビ、トカゲ、哺乳動物のクマなど気温が低くなる冬期は身体活動を休んで冬眠し、落葉樹は秋になると葉を落とし活動を休止し、自動車もガソリンを燃やす熱で動くので厳寒地でエンジンが凍り付き発火できあにと動かなくなり、結局、「地球上の全ての営みが”熱”によって動かされている」ことに繋がります。 ○人間で言えば、気温が低下する冬に高血圧、脳卒中、心筋梗塞等の病気が増え、万病の元である「風邪」も体の「冷え」が原因であり、冷えて体の組織、細胞の代謝機能が低下することで、老廃物が多量に作られ、それが種々の病気の原因になるとのことです。 ○寝冷えから下痢(水様便)をしてお腹が痛むのは、水分を外に出して身体を温め(水分が外に出たぶん、身体は温まる)、「冷え」から逃れようとする身体の反応とのことです。真向法を始める平成15年までは過敏性大腸症候群で、一寸したことで下痢をしていた私は、下痢は身体に入った毒素を出すための反応と思っていましたが,「冷え」から逃れる反応でもあったと言うことは初めて知りました。 ○「冷え」を原因とした病気を治すには,日頃の食生活で、なるべく身体を温める食べ物を摂ることが肝要として色々な具体例を挙げていますが、この食事に関する記述の中で、M・J・マレイ博士の「栄養過多が感染症を誘発する」との記事が印象的でした。一般には栄養不良状態が感染症にかかりやすくなると思いがちですが、何と、調査結果では、栄養不良状態の貧しい人々より、栄養状態の良い富裕層の方が感染症にかかりやすく死亡率も高いとのことです。 ○その理由は、われわれが生きていくのに必要最低限量以上の食べ物を身体の中に入れた場合、これが老廃物、余剰物となり、病原菌がはびこるためのエサになるためとのことでした。栄養を一杯摂ることがむしろ身体に悪いとのことで、腹八分の重要性を痛感した次第です。 以上:1,123文字
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