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”熱情-田中角栄をとりこにした芸者”-読み直してあらためて感激

平成28年 7月30日:初稿
○「熱情-田中角栄をとりこにした芸者」を続けます。
平成28年7月23日(土)、24日(日)の2日間に渡ってNHKで「事件から40年『ロッキード事件』の新真実に迫る!」が放映されて興味深く鑑賞しました。24日の「第3部 日米の巨大な闇 40年目のスクープ」を期待していたのですが、結局、謎が深まるだけで肩すかしを食った感じで期待外れに終わりました。

○丸善仙台店の田中本コーナーに置かれる角栄氏関連書籍が数冊増え、新たに2冊ほど購入しました。私の書棚にも角栄氏コーナーがありますが、3段以上角栄氏関連本で埋め尽くされ、私が購入した角栄関連本は既に100冊を優に超えています。

○その中で「熱情-田中角栄をとりこにした芸者」を本日朝から読み直して、あらためて角栄氏の人間模様に触れ、感激の涙を流していました。「熱情-田中角栄をとりこにした芸者」の末尾に「角栄氏は大の焼き餅焼きであり、手も早く、カッとなると、すぐそのへんにあるものをつかんで投げるので、いつも出来るだけ部屋を片づけておくようになったとの記述には、大笑いし、偉大さばかり強調して伝えられる角栄氏の人間味を感じ、益々ファンになった。」と記述していました。

○「カッとなると、すぐそのへんにあるものをつかんで投げる」との記述にある疑念を感じて、読み直したのですが、その疑念は解消されました。疑念とは、これも角栄氏の計算によるパフォーマンスではと思ったことです。辻和子氏は、あくまで角栄氏の二号さんのであり日陰の存在です。そのような立場に置く辻和子氏に対する思いやりと強い愛情を示すための角栄氏一流の演技との疑念でした。

○しかし、角栄氏は、昔の厳格な父親然とした面も強く、僅か3歳の長男京氏がおもちゃの自動車を乱雑に散らかしたままにしておいたものを「片付けろ」を命じ、「いやだ」と拒否した京氏の頬に往復ビンタが飛び、火のついたように泣き出した京氏を抱え上げて、庭にほっぽり出そうとし、角栄氏が頭の上がらない和子氏のお母さん代わりの女性に止められ、ようやく引き下がったとの記述があります。和子氏は、「お父さん(角栄氏)は怒ってカッとなると、なにをするかわかりません。」との記述もあります。

○和子氏の様々な記述から、角栄氏も完璧な神のような存在ではなく、正に人間の弱さを抱えた人間味溢れた人間だったことがよく判りました。読んで涙が溢れ出てきたのは、昭和60年2月27日、脳梗塞で倒れてからの記述です。以下、備忘録です。

・おとうさんんは一見、豪放のように見えますが、根のところは感情がこまやかで、精神的にももろいところがありました。
・自分の健康管理にはあまり気をつかわない人でしたので、いずれはこんなことになりはしないかと、いつも気になっていました。
・おとうさんは、いつまでもゴチャゴチャ言わないで、手っ取り早く筋道がハッキリしていることを好みました。
・何事にも完璧主義で、部屋の掃除も徹底を極め、プロより巧みに芸者衆の髪をなでつけ、着物を着付け、人においしいものを食べさせることをみずからの喜びとしていました。
・(和子氏の義母お母さん、同居人みっちゃん)みんな、血のつながりはありません。血のつながりはないけれども、親子以上に、兄弟以上に確かな信頼の絆で結ばれていたような気がします。
・おとうさんの布団にくるまって眠る夢。何の不安もなく、お父さんに包まれて眠る。ああ、なんて安心した気持だったことでしょう。
・おとうさんの好きだった和歌。

  岩もあり 木の根もあれど さらさらと
          たださらさらと 水の流るる

以上:1,477文字

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