○令和7年4月3日(土)は、午後、最近Amazonで購入したばかりの4KUHDソフトで1999(平成11)年製作映画「スリーピー・ホロウ」を鑑賞しました。購入したのは割引率が59%と高かったことと、「4Kソフトは、美術の見事さを味わうにはHDR効果が最大限生かされており、4K環境の整っている方にはお勧めのソフトである。」との画質にこだわる私には魅力的なレビューがあったからです。
○映画コムでは、「1799年、ニューヨーク。市警の捜査官イカボッドは身の毛もよだつ事件の捜査に向かう馬車に揺られていた。行き先は郊外の村“スリーピー・ホロウ”。異様な雰囲気が漂うこの村で、人々を恐怖に陥れている“首なし”連続殺人事件が起きていたのだ。」と説明されています。映画冒頭から、連続して2件の首切り事件が発生し、生々しい切られた首が描写されますが、どういう訳か余りグロテスクさが感じられません。
○映画は冒頭古いニューヨークの街並みやスリーピー・ホロウ村の映像が出てきますが、「4Kソフトは、美術の見事さを味わうにはHDR効果が最大限生かされ」とのレビュー通りです。ダークが基調ですが、令和7年からは25年も前の映画とは思えない、目を見張る素晴らしいものでした。この映像美だけでも観る価値のある映画です。
○ストーリーは、正にファンタジーホラー映画で、首切り場面や切り落とされた首が多数出てきますが、それほどグロテスクさが感じられず、グロ嫌いな人でもさほど抵抗なく鑑賞できると思われます。出演者は、観たことのある役者が次々と登場する大変豪華な顔ぶれです。冒頭法廷場面で判事役のドラキュラ伯爵を始め、スリーピー・ホロウ村の顔役には、ハリー・ポッターシリーズのダンブルドア校長など、どこかで見たことがある役者ばかりです。しかし、顔は判ってもその出演映画が思い出せない方が多かったのが残念でした。
○残念ながらファンタジーホラーのストーリーは馴染めませんでした。ジョニー・デップ氏演ずるニューヨーク市警捜査官イカボッドは、科学捜査を信念とする捜査官の触れ込みですが、その科学がいい加減でどこが科学なのよと言いたくなりました。また捜査官としても当初の予想を覆す全く頼りない存在で、クリスティーナ・リッチ氏演ずるヒロインとのロマンスもちぐはぐで中途半端さと不自然さを感じるばかりでした。およそ感動を味わえる映画ではありませんでしたが、映像美は楽しめますので、その意味では観る価値があります。
映画「スリーピー・ホロウ」(2000) 日本版劇場公開予告編 Sleepy Hollow Japanese Theatrical Trailer
首なし馬主の物語 | スリーピー・ホロウ | 映画シーン
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