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高田知己弁護士著”車いす弁護士奮闘記”紹介-脊髄損傷受傷治療経緯

○「高田知己弁護士著”車いす弁護士奮闘記”紹介-はじめに」の続きです。
高田知己弁護士著”車いす弁護士奮闘記”紹介-はじめに」では、高田知己弁護士著「車いす弁護士奮闘記」紹介と言いながら、仙台弁護士会所属小高雄悦弁護士の紹介に終始してしまいました(^^;)。

○この小高弁護士の紹介で、「そのときの小高氏の話で一番印象に残ったのは、胸随損傷で下半身不随の患者はいっぱい居るが、大変なのは、大人になって交通事故で下半身不随になった場合で、大きく成長し重くなって動かなくなった下半身を抱えての移動等は相当大変だ」との言葉が印象に残っていますが、この大変な「大人になって交通事故で下半身不随になった場合」が高田弁護士の場合です。

○成人してからの交通事故で、胸随損傷・頚髄損傷で後遺障害等級第1級になった方の損害賠償請求事件を数件取り扱っていますが、小高弁護士のお言葉通り、ホントに大変な状況になります。10代後半で胸髄損傷のため下半身が動かなくなった方は、精神もうつ状態となり、見守る家族の方々が大変ご苦労されており、私との裁判の打ち合わせも大変でした。

○高田弁護士も「あの時の交通事故で死んでも良かったのではないかと考えるほど、すっかり元気と明るさを失ってしまいました。」と記載されています。以下、交通事故での脊髄損傷の厳しさを実感する高田弁護士の記述の備忘録です。
・事故現場の数百メートル手前から事故現場といわれている所までの記憶は今でもない
・ざるから水が流れるように肺から大出血している。
・まず、激痛です。どこが痛いのか分からないが痛いという感じです。とにかく苦しい。
・ベッドに仰向けに寝ていたのですが、起きることはもちろん寝返りさえ打てません。下半身は動かないようにベッドに固定。人間は同じ姿勢で居ると身体が痛くなってきます。
・手術後急性腎不全を発症、腎臓が動かなくなったため、体に水がたまり、顔やあご、手などがむくみ、腫れ上がってきた
・手術のお陰で絶対安静状態を脱して、少しずつ体を動かせるようになりました。
・ベッドを60度か70度の角度に立てて、初めて座位に近い姿勢をとったとき、急に気分が悪くなり、目をつぶっていないにもかかわらず視界が暗くなっていきます。座っただけで気を失いそうになった。
・手術の2ヶ月後初めて車いすに乗ったが、最初はベッドから車いすに乗り移るだけでとても大変
・初めて車いすに乗って動いたときは、とにかく全てが重く感じた。自分の体がとても重い。手を動かせば手の重さを、腕を動かせば腕の重さを、そして身体そのものの重さを感じ、自分で車いすを動かそうとしても重くて進めない。
・数メートル先の洗面所で手を洗うだけの動きで強い疲労感を感じ、ベッドに戻り休むことしか考えられなくなる
・車いすのキャスター上げ練習は、最初に聞いたときはできるはずがなく、最初に聞いたときは冗談と思ったほど難しい練習だった
・キャスター上げができるようになると外出して散歩等ができるようになった
・車いすに乗っていることが恥ずかしいという感覚を克服するために、一人で買うには恥ずかしくて勇気が必要な物を買うことで、自意識過剰を克服した
・リハビリテーション病院での3ヶ月の訓練で毎日、長距離走・バスケットボール等のリハビリで車いすを自由に操ることができるようになり、同じ障害の友人も数多くでき、相当元気を取り戻し、事故から1年と少し経った頃に自宅に戻ることができた
以上:1,421文字

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