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”熱情-田中角栄をとりこにした芸者”-読み直してあらためて感激2

平成28年 7月31日:初稿
○「”熱情-田中角栄をとりこにした芸者”-読み直してあらためて感激」を続けます。
田中角栄氏の公認二号さんで内縁の妻の立場であった辻和子氏の田中角栄氏との出合いから、見初められ、公認の二号となり、日陰の身で本妻に気兼ねしながらも、二男一女をもうけ、角栄氏が脳梗塞で倒れるまで、苦楽を共にして、角栄氏が倒れた後は、全く連絡が取れなくなり、死去に際しては葬儀にも参列出来ない状況でも、「おとうさんの布団にくるまって眠る夢。何の不安もなく、おとうさんに包まれて眠る。ああ、なんて安心した気持だったことでしょう。」と角栄氏を慕い続けた経緯を平易な文章で記述しています。同氏は、平成21年2月享年81歳で死去されました。

○「”熱情-田中角栄をとりこにした芸者”-読み直してあらためて感激」では、角栄氏が脳梗塞で倒れた後の記述を紹介しましたが、今回は、ロッキード事件で逮捕され、保釈された後の角栄氏の生の姿の記述を紹介します。

・おとうさんは一本気で、裏も表もない人でした。そのときそのときの雰囲気で、そこに納まってしまう人でした。あまり、そのあとのことまでは考えないのです。
・ロッキード事件で逮捕され、保釈されてからの初めての帰宅の日でした。
・かなりの興奮状態で、どかどかと何も言わず居間に入ってらっしゃいました。
・敷居をまたぐかまたがないかのうちに立ち止まり、一点を見つめるような目でこう言いました。「三木にやられた。三木にやられた。」と二度。憂いを含んだ、かすれた声でした。いままで味わったことのなかった重苦しい雰囲気に包まれていました。
・あのときのおとうさんが、それまで一番かわいそうなおとうさんでした。
・あのとき、おとうさんは深井先生の姿を見ると駆け寄って両手で抱きつき、「つらかったなあ」と押し出すような声で泣いたと聞きました。
・釈放後は、お酒の量も一段と増え、それも、楽しむというよりは、飲まずにはいられないといった飲み方に変わりました。
・あとで知ったことですが、その頃、おとうさんは深井先生にこう語っていたそうです。「新潟へ帰る列車のつなぎ目をながめていると、一瞬、とびこみたい心境になることがある」
・お母さんが亡くなってからは、お母さんと親しく、おとうさんとは若い頃からの知り合いだった年長の深井先生に、ふと、本心を洩らすことがあったようです。
・おとうさんは「何も心配するな」と言ってくださったのですが、何かまわりを締め付けられているような、息苦しい空気が漂っていました。
・あとで聞いたことですが、おとうさんが、目白台の家も、わたしたちの家まで盗聴されていると言ったそうです。


○決断力・実行力等その凄さばかり、伝えられる角栄氏です。しかし、流石の角栄氏も人の子と実感する記述です。

以上:1,138文字

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