令和 7年 2月 4日(火):初稿 |
○「「ファシズム」に傾く米国-”選択”令和6年12月号記事から」で、「「来年1月以降、民主政治の「三権」を握るモンスター政権が登場する。それがどこまで危険な存在か、今のところ、当のトランプ氏を含め、予測できないままだ」、「それがどこまで危険な存在か、今のところ、当のトランプ氏を含め、予測できない」との記述を紹介していました。 ○この「選択」令和7年2月号の冒頭記事は「世界で孤立する米国-新版「MAGA」で崩れる西側同盟」という表題の記事で、小見出しが「「巨大な宝島」を巡る面倒な事態」で、トランプ大統領のグリーンランド買受強要行為について、仮にグリーンランド住民が、デンマークの意に反してトランプ政権に接近したら厄介な事態になることを、小見出し「中露に対向する「軸」が消失」では、トランプ大統領のパナマ運河を取り返すべきとの発言等「米国第一」政策が日欧同盟を揺らがすことを、小見出し「トランプの「抑え役」が弱体化」では、EUけん引役ドイツ・フランス両国の極右政党躍進で与党弱体化を説明しています。 ○小見出し最後の「「弱肉強食の世界」で日本の試練」では、トランプ政権の罵倒記述の連続で以下の通りです。 ・トランプ大統領は就任早々から国連も国際法も意に介さず「唯我独尊」外交推進 ・南北両大陸で自らの利益をごり押し ・イスラエル偏重外交は中東情勢の不安定化増幅 ・国際法無視はロシア・中国の行動を大胆にしている ・トランプ大統領の「我が道を行く」式孤立主義は従前の米国同盟国網に深刻な亀裂 ・国連・NATO等国際機関の極端な無視(侮蔑)傾向は米国への信頼失墜を招く ・国際法・国連決議無視は「ならず者国家」の行動と本質的に同じ ○この小見出し記事で次の記述に疑問を感じました。 ・今のところトランプ大統領の冒険主義政策を無批判に支えているのは石破内閣 ・石破首相の現今の国際情勢についての考え方は国民に何も聞かされていない ・このままだと石破首相は「トランプⅡ」を無批判に支持した「皮相浅薄の宰相」として歴史に名を刻む ・2月に予定される日米首脳会談で石破首相は決定的帰路に立たされる ○トランプ大統領就任直前にイスラエルとハマスの一時停戦が決まったのは、バイデン大統領よりはトランプ次期大統領の要求が大きかったからとの報道、ウクライナ戦争終結のためのプーチン大統領への圧力、中露首脳への核軍縮の働きかけ等、トランプ大統領もまともなことをしている報道もあります。石破内閣がトランプ大統領のごり押し政策を無批判に支えているとの記述も何を根拠に述べているのか不明です。2月の日米首脳会談でどのような結果発表があるか気になるところです。 以上:1,096文字
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