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映画”オデッセイ”を再鑑賞して-残念ながら感動できず

令和 7年 1月 6日(月):初稿
○令和7年1月5日(日)は、夕方、しばらく前に購入済みの4KUHDソフトで映画「オデッセイ」を鑑賞しました。「映画”オデッセイ”を観て-火星の苛酷さを実感」記載のとおり、この映画は、平成28年2月に「MOVIX仙台」で鑑賞済みの映画ですが、数年前に4KUHDソフトが発売されると直ぐに購入するも積ん読のままでした。

○再鑑賞したのは、令和7年1月4日に9年ぶりに「MOVIX仙台」映画「ビーキーパー」を鑑賞し、9年前に同映画館で鑑賞していたのを思い出したからです。ほぼ9年ぶりの鑑賞ですが、ストーリーの流れは、半分程度は覚えていました。但し、そのストーリーの意味が良く理解出来ないところも多く、感想を記載した「映画”オデッセイ”を観て-火星の苛酷さを実感」を読み直すも、YouTube動画を紹介していただけで、映画そのものの感想は殆ど記載されていません。何故、感想を記載しなかったかというとストーリーの意味が良く理解出来なかったからと思われます。

○映画コムでは、「火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを緻密な科学描写とともに描いた」と解説されています。映画パンフレットでは火星概観を次のとおり記載しており、火星の苛酷な環境を実感したことは確かです。
地球からの距離:2億2530万㎞
外気温:マイナス55°C
酸素:ほとんどなし
水:なし
通信手段:なし
最大風速:400㎞/h(111m/s)
ハブ(居住施設):31日の滞在用
NASAの次の探査ミッションまで:4年


○火星に一人残されたマット・デイモン氏演ずる主人公マーク・ワトニーが生き残るため火星基地の建物内に火星の土を運び込んで残されていた隊員の排泄物パックを開けて肥料にし、且つ、水を生成し、ジャガイモのタネを埋め込みジャガイモ栽培に成功する感動の場面はよく覚えていました。水素を利用しての水を生成する理屈等をセリフで説明していますが、科学知識乏しい私には理解出来ず、その他にも生き残るために尽くす手段の科学的説明が理解出来ず、それがストーリーの意味が良く理解出来なかった原因です。

最後のハイライト生還シーンは4分40秒のYouTube動画として公開されています。しかし、中国航空局の援助を受けてまでの生還方法について、セリフでの説明があるのですが、その説明が良く理解出来ず、広大な宇宙空間でこのようにうまく生還できるのかとの疑問が最後までつきまとい、しっくりせず感動生還シーンも余り感動できませんでした。フィクションと割り切って鑑賞すれば良いのですが。

○宇宙をテーマにしたSF映画は多々ありますが、宇宙空間を漂う宇宙船の中は無重力状態で人間の身体は浮くはずなのに、殆どの宇宙船の中は地上と同じように重力があり、それが不思議でした。しかし、この映画では宇宙船の中に無重力スペースと重力スペースがあったのには納得できました。無重力で人間の身体が浮いているスペースから重力があるスペースへの移動画面があったからです。「現在の宇宙開発において、人工重力の実用化はまだ初期段階ですが、長期的な有人探査や月面基地の建設など、未来の宇宙計画において不可欠な技術として注目されています。」なんて説明もあります。

○火星の外気温はマイナス55°のところ、月の外気温は昼は120°、夜はマイナス170°とのことで火星より更に苛酷です。月の外気温が昼夜で300°も差があるのは大気が殆ど無く太陽熱を直接受けるからとのことです。このようなところで人間が外気に触れたら、たちまち死んでしまうと思われます。しかし、月旅行も、近年では民間宇宙飛行の進展によって実現性が高まりつつあるとのことです。「これまで月の付近までいったことがある人は18人。そのうち月面に降り立った人は、全部で12人。人類で初めて月の大地を踏んだのは、アポロ11号の船長であるニール・アームストロング氏です。」なんて解説がありました。月に降り立った人が12人も居るのは驚きでした。
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