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映画”危険な情事”を観て-ストーカー女性の狂気演技が見事

令和 6年 9月23日(月):初稿
○令和6年9月22日(日)は、午後最近購入したばかりの4KUHDソフトで1987(昭和62)年製作映画「危険な情事」を鑑賞しました。令和6年からは37年前の製作のため4KUHDでも画面の粗さは目立ちました。この映画は、平成の初め頃、LDを購入して鑑賞しており、30数年ぶりの鑑賞です。そのためストーリーの大まかな流れは知っていましたが、最終結末は忘却の彼方で、果たして、最後はどうなるかと正にハラハラ・ドキドキしながら鑑賞できました。しかし、衝撃のシーンのところどころに記憶が蘇りました。

○映画コムでは「一夜の情事を楽しんだ既婚男性が、その相手から常軌を逸したストーカー行為を受ける姿を描き、第60回アカデミー賞で6部門にノミネートされたサスペンススリラー」と解説されて居ます。正に常軌を逸したストーカーになる女性を当時40歳のグレン・クローズ氏が演じていますが、その風貌と相俟って凄まじいストーカーぶりを見事に演じており、狂った女性の怖さをシッカリ思い知らされます。

○相手役は、マイケル・ダグラス氏で最近はあまり見かけませんが、男の軽さと、狂った女性に追い詰められ苦悩する様を巧く演じていました。浮気をする場合、相手を良く観察しないと大変なことになる危険の警告としては大変良く出来た映画です。この映画では女性が狂う設定ですが、実際、世間で起きている殺人事件等からは、狂ってストーカーになるのは、男性の方が遙かに多いと思われます。この映画は、敢えて女性にしたことが成功しています。男性がストーカーでは観る気になりません。

○万が一、この映画のようなストーカー女性に遭遇してしまったらどう対処すべきか、また、その過程はところどころ覚えていましたが、全く覚えていなかった最終結末は、正当防衛或いは緊急避難が成立するかどうか、色々考えさせられる映画でした。

映画「危険な情事」(1988)日本版劇場公開予告編 Fatal Attraction Japanese Theatrical Trailer


『危険な情事』('87)【映画レビュー1分勝負!】


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