令和 6年 6月 7日(金):初稿 |
「米国”独り勝ち”の戦争-”選択”令和4年5月号記事から」の末尾に「ネット上少数ながらプーチン擁護派論調も見られ、米国がプーチンを挑発してウクライナ侵攻を引き起こし、米国の利益のためにウクライナに代理戦争をさせ、戦闘を長期化することでロシアを疲弊・弱体化し、最終的に米国の利益確保を目指しているとの説もあります。この説が正しいかどうかは不明ですが、現時点で、ウクライナ侵攻によって米国軍産複合体が膨大な利益を得ていることは事実と思われます。」と記載していました。 ○米国のウクライナ支援金は、結局、米国軍産複合体に環流され、米国の利益になるだけなのに、何故、米国共和党のウクライナ支援反対でウクライナ支援が停止しているのか不思議でした。しかし、最終的には共和党も支援に賛成して、膨大な金額の支援が再開されています。米国軍産複合体から共和党に対する突き上げがあったと推測しています。 ○「選択」令和6年6月号記事の冒頭特別レポート「戦争に飢えた米国-流血が潤す最凶のの「軍事経済」」との記事が掲載されており、以下、その備忘録です。 ・ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル中東ガザ侵攻等軍事紛争等の中で、一貫して活況を呈しているのが米国軍事産業 ・「パトリオット」等米国産軍事機器が国際市場にあふれ、米国は戦争で儲け、経済と社会を潤し、海外に支援し、戦争サイクルで中露に差をつけている ・米国アーカンソー州カムデンは自走多連装ロケット砲「ハイマース」の町として有名、ハイマースは命中精度が高くロシア軍戦車・重火器に威力発揮 ・パトリオット(バッテリー一基約1000億円?)は、ロシア製高性能ミサイルキンジャール(最高速度マッハ10)をあっけなく迎撃 ・歩行携帯式FGM-148ジャベリン(通称ジャベリン砲)はロシア軍戦車・装甲車にほぼ百発百中 ・ゼレンスキー大統領は、米国にパトリオット25基の配備を要請 ・イスラエル・ハマスの戦争で、米国を輪の中心として、日本、西欧、ウクライナ、中東に米軍装備が続々と購入され、新たな需要で米国軍事産業が息を吹き返している ・2023年軍事費総額は1位米国9060億ドル、2位中国2960億ドル、3位ロシア1090億ドル、中露合わせても米国に対抗できない ・2024年4月米国10億ドル相当のウクライナ軍事支援決定、米国の支援が米国の軍需産業を潤し、さらに米国のカネが世界の戦場に流れ込み ・ロシア人ジャーナリストの言葉「ウクライナは米国の軍産複合体にすっかりからめとられ、ウクライナの兵器は西側のものに置き換えられている」 ・2024年4月イランのイスラエル向けミサイル・ドローンの発射が、イスラエルミサイル防衛システムで迎撃し、米国ミサイル防衛システムの大きな宣伝となった ・世界の危機が多いほど米国は、防衛産業だけでなく、経済全体が「買い」となり、米国経済は、紛争で得をする仕組みにできている ・2022年2月ロシアウクライナ侵攻開始によりニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、3万4000ドル後半から4万ドル超まで上昇 以上:1,262文字
|