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映画”犬神家の一族”を観て-おぞましさがよくでています

令和 6年 4月27日(土):初稿
○令和6年4月21日(日)夕方、BDソフトで1976(昭和51)年制作映画「犬神家の一族」を鑑賞しました。最重要登場人物の「すけきよ(佐清)」という名前はシッカリ記憶に残っており、一度は鑑賞していたはずですが、殆ど忘却の彼方で初めて観る感覚での鑑賞でした。BD版ながら映像は、鮮明さに欠け、ちとくすんだ感じで全体に暗い場面が多く、それがこの映画のおぞましさをよく表現していました。

○三國連太郎氏演ずる日本の製薬王といわれた信州・犬神財閥の創始者、犬神佐兵衛の臨終場面から始まりますが、死に際の老いた老人が三國連太郎氏とは、当初気付かないほど老醜メイクアップされていました。後半から結末にかけて明らかになる犬神佐兵衛の生涯は、正に横溝正史ストーリーでした。横溝正史氏ご本人も那須ホテルの主人役で出演したのですが、鑑賞中は全く気付きませんでした。

○制作当時23歳の島田陽子氏の清純さ、21歳の坂口良子氏の可愛らしさが引き立っていましたが、犬神佐兵衛の腹違いの娘、長女松子を演ずる高峰美枝子氏、二女竹子を演ずる三條美紀氏、三女梅子を草笛光子氏の円熟した女優陣も見事でした。この女優陣の中で、現在存命は草笛光子氏だけで、90歳になった現在もその健康ぶりがよくTVで放映されているとおりです。同じ90歳でなお徹子の部屋で若さを見せている黒柳徹子氏とは仲が良いとのことです。

○湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む石坂浩二氏演ずる金田一耕肋の活躍を描くと解説されていますが、この金田一耕助の役割は、なんとなく付け足しという感じでした。一介の民間人探偵が警察の捜査に色々関与することに少々違和感を感じましたが、少々間が抜けた感じの加藤武氏演ずる警察署長とはよくマッチしていました。最後の謎解きは、金田一耕助の面目躍如でしたが。

○金田一耕助は日本三大探偵の一人ということで、更に有名探偵は明智小五郎ですが、後の一人は誰か分かりません。ネットで調べると高木彬光の推理小説に登場する神津恭介とのことですが、高木彬光の推理小説は全く読んだことが無く、全く分かりませんでした。

【予告篇】『犬神家の一族』1976年公開



歴代ミステリーの中で最高傑作と言われている名作を徹底解説!『犬神家の一族』

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