令和 5年12月 5日(火):初稿 |
○いつも午後9時には就寝するのですが、令和5年12月4日(月)午後10:00-午後10:45の「映像の世紀バタフライエフェクト 田中角栄 列島改造の夢と転落」を鑑賞し、午後11時頃まで起きていました。同番組は、「「目白御殿」と呼ばれた田中角栄の自宅に、公共事業の誘致を求めて、全国から自治体や企業の担当者が陳情に押しかける映像が残っている。民主政治とは陳情政治。高邁な理想よりも目の前の現実。新潟の農家に生まれ、高等小学校卒、土建会社出身の田中角栄は、何もかも本音むき出しだった。地方と都市の格差解消の手段が道路と新幹線だった。開発を見越して地価は高騰、住民は地域発展を夢見た。田中角栄は日本に何を残したのか。」と説明されています。 ○田中角栄氏の大ファンを自認し、表題に「田中角栄」を含む著作を見つけると中身も確認しないで、手当たり次第に購入し、軽く100冊を超えて持っており、田中角栄氏に関するデータは相当頭に入っているつもりでしたが、「映像の世紀バタフライエフェクト 田中角栄 列島改造の夢と転落」で映像付で見ると更に迫力を感じ、ホントに凄い人だったと実感させられました。 ○家が貧しく高等小学校卒業後進学を断念し15歳で上京し、建設現場で働きながら、夜間学校で土木を学び、25歳で土建会社を設立して急成長させ、28歳で衆議院議員となり、39歳で郵政大臣就任等の過程が映像付で端的に紹介されています。 ○道路網を整備することで都市と地方の格差をなくし、国民全員を豊かにするという夢を描いた政治家としての田中角栄氏の演説が次のように紹介されていました。 「皆さん、人間ていうのは生きている間は短いんです。せめてその短い生きている間、今よりも良い生活環境を作って、この世に生まれた喜びを感じながら、親も子も孫も一緒に楽しい人生が送れるような社会を作ることが大事であります。そう思いませんか、皆さん。」 ○表題最後は「転落」とありますが、首相にまで上り詰め、最後は120億とも200億とも言われる遺産を残して亡くなった伝説の人は、たとえ刑事被告人のまま亡くなったとしても「転落」と評価したくありません。日本には、こんな凄い人は、もう出てこないでしょう。 以上:916文字
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