令和 4年10月 5日(水):初稿 |
○「米国”独り勝ち”の戦争-”選択”令和4年5月号記事から」の続きで、「選択」の令和4年10月号冒頭記事特別リポートとしての「プーチンはどう破滅するか 終幕前『核使用』の狂気」という記事を紹介します。ロシアの軍事侵攻後の新聞・ネット等の記事が多数出ていますが、一時はロシア有利・ウクライナ有利の記事が日替わり的に入れ替わり、一体、どちらが本当かと判断できない状況がありました。 ○令和4年10月に入ってからは、ロシア不利の記事が圧倒的に多くなっています。「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に終焉の時期が近づいている」から始まる「プーチンはどう破滅するか 終幕前『核使用』の狂気」を読むと、ウクライナの勝利で終わりそうにも見えます。しかし「核使用」で大逆転を目指し実現するのかは全く不明です。「核使用」なんて事態は絶対に避けて貰いたいのですが。 ○以下、「プーチンはどう破滅するか 終幕前『核使用』の狂気」備忘録です。 ・ロシア軍の大損失と困難な動員 令和4年8月、米国コリン・カール国防次官がロシア軍被害はザッと7~8万人と明かす-米軍イラク戦争8年間死者数約4400人 プーチン大統領の30万人動員宣言はロシア軍が極端な人員不足に陥っていることを浮き彫りにした 日本の自衛隊約24万人程度の兵員で日本の45倍の国土を守らなければならない ・ロシア敗勢の理由は軍事情報の「質の差」 ロシアの徴兵は非ロシア系の少数民族が狙い撃ちの不公平-モスクワ等大都市子弟徴兵で戦死者が出ると反戦デモが起きるから ロシア軍司令官の交代が相次ぐ-ロシア軍が弱いのは、衛星情報質が米露ではまったく違うから 米軍・NATO加盟国衛星の地上画像解像度はロシア衛星画像解像度より10倍以上高い NATO側衛星情報はリアルタイムでウクライナに提供、位置情報GPSもウクライナが優勢 ロシア情報がウクライナに筒抜けでロシアはウクライナ情報が分からない ・距離を置き始めた他の独裁国家 9月開催上海協力機構(SCO)首脳会議で習主席はプーチン大統領に「疑問と懸念」を伝える 同様にインドモディ首相は「今は戦争の時代ではない」とぴしゃり ロシアを支持したのはイランのエブラヒム・ライシ大統領だけ ・1945年のドイツと似た状況に 懸念されるのは核兵器使用の可能性-プーチンが権力喪失を恐れ絶望的状況挽回のため戦術核兵器使用に踏み切るかどうか プーチン政権反対派フラジーミル・カラ・ムルザ氏はプーチン体制崩壊は疑う余地がないが問題はその時期、そのときロシアは1945年のドイツと似た状況になると投稿 プーチン大統領終焉までの破壊・殺戮とその期間は誰も判らない 以上:1,090文字
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