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NHKテレビ小説”カムカムエヴリバディ”空襲場面に涙す

令和 3年11月24日(水):初稿
○NHK朝の連続テレビ小説気仙沼市大島を舞台にした「おかえりモネ」が終了して少々気が抜けていましたが、次作の「カムカムエブリバディ」が意外に面白く、毎朝、熱心に観ています。令和3年11月23日放送には、岡山空襲の話しで、空襲が収まった翌朝、主人公が実家を見に行くと、実家のある商店街は焼け野原と化し、父金太が呆然と地面に座っている場面からの展開に、涙が溢れて仕方がありませんでした。

○8月15日終戦の数ヶ月前の時期と思いますが、東北では仙台は勿論、我が故郷気仙沼のような田舎町まで空襲があったとのことで、当時、アメリカ空軍は、B29で日本全土を焼け野原にすべく絨毯爆撃を繰り返していました。ですから、「カムカムエブリバディ」のように防空壕に避難しても焼夷弾等で焼き殺された例は、日本全国で相当あったと思われます。

○軍事施設以外の民間人を狙った絨毯爆撃のような殺戮行為は、戦争犯罪として禁じられていたはずですが、日本に関しては当然の如く行われ、第二次大戦末期、原爆も含めてわずか1年足らずの空爆で約46万人もの日本人一般人の命が奪われたとのことで、2021/8/18発行の「日本大空襲「実行犯」の告白~なぜ46万人は殺されたのか (新潮新書)」を早速Amazonに注文しました。明日には届きます。

○「カムカムエブリバディ」での岡山空襲の場面を見て、日本は民間建物一般住宅までアメリカ空軍によって絨毯爆撃されましたが、日本軍はアメリカ本土を爆撃したことがあったのかが気になりネット検索しました。ウィキペディアに「アメリカ本土空襲」の記事があり、昭和16年12月に始まった太平洋戦争初期の昭和17年まで2回だけ、オレゴン州の森林部を空襲し、「2回の空襲とも「アメリカ本土爆撃」というシンボル的効果を狙ったものである上に、森林を爆撃することによる延焼被害を狙ったものであり、直接的に人的被害を出すことを目的とした空襲でなかったこともあり、日本海軍の目的通り民間人や軍人に死者は発生しなかった」とのことです。

○日本軍の空襲では、民間人だけでなく軍人にも死者は出ていないところ、アメリカ空軍の空襲では、原爆も含めて46万人もの日本人が命を奪われています。絨毯爆撃により平気で多数の日本民間人が殺戮される状況から、当時、黄色人種日本人は、白色人種の欧米人からは、同じ人類とは思われていなかったことを実感しました。
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