令和 3年 4月26日(月):初稿 |
○令和3年4月25日(月)は、たまたま魂の重さが話しのテーマになったことから、魂の重さと言われる「21グラム」という表題の映画をわざわざAmazonでBDディスクを購入して鑑賞しました。2003年製作で令和3年からは18年も前の映画でした。魂の重さが21グラムあると言うのは、アメリカのダンカン・マクドゥーガルと言う医師の実験結果ですが、ウィキペディアでは「この実験結果は測定のずさんさや標本数の少なさなどから科学的な信憑性は認められていない」と解説されています。 ○この「人間の魂の重さは21グラムである」との説を元に製作されたという映画が「21グラム」とのことで、魂の重さ「21グラム」が映画の中でどのように表現されるのか興味があり、鑑賞しました。しかし、前半、数十分は、時の流れが、過去・現在が行ったり来たりして、一体、どうなっているのかと疑問ばかり感じて、進行が良く理解できませんでした。 ○物語は、余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ数学者、夫と子供2人を轢き逃げで殺された主婦、その轢き逃げした前科を持つ犯人の3人の話しを交錯させながら進行します。前半は、その進行が時系列ではなく、過去と現在を行ったり来たりするためなかなかストーリーの流れが掴めず困惑しながらの鑑賞でした。物語が後半に及んで、そういうことだったのかと少しずつストーリーの流れが、理解できるようになりました。 ○数学者の夫婦の関係、前科を持つ男の夫婦関係等もストーリーに入っていますが、その流れが不自然に感じ、感情移入ができないまま進行し、3人の主人公いずれもが、最終的には、破滅的な結末で終了します。観ていて気が重くなるだけでした。どこにも楽しく感じる場面がありません。しかし、確かキング・コングに出演していたナオミ・ワッツ氏の迫真の演技と数学者とのからみでのヌードシーンは唯一の見ものでした。 ○肝心の「21グラム」とストーリーがどのように関係しているのか、最後までいまいち理解できませんでした。 以上:831文字
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