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映画”スタンド・バイ・ミー”を観て-名作と理解出来ず

令和 3年 1月30日(土):初稿
○令和3年1月30日(金)は、フラメンコギター合奏練習の日でした。1時間程パコ・デ・ルシアの「ペサル・デ・トード」を練習しましたが、相変わらず速いスケールが決まりません。1人で練習しているときは、たまに決まることもあるのですが、合奏で練習するとなかなか決まらないのは、まだまだ練習不足です。

○練習終了後は、映画鑑賞の時間で、今回は、1ヶ月ほど前に購入していた映画「スタンド・バイ・ミー」のUHDソフトを鑑賞しました。「スタンド・バイ・ミー」を購入したのは、名作と評価されている映画ですが、過去に観たことがなかったからです。1986年の作品ですので、2021年からは35年も前の映画のため、UHDソフトでも映像は粗いと感じました。

○ストーリー等予備知識全く無しの状況で、鑑賞を始めましたが、場面冒頭「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」の新聞記事から始まり、大いに期待しました。40代になっていた主人公の作家が、「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」との記事で、30年ほど前の12歳の夏を思い出し、1950年代のアメリカの田舎町に舞台が移り、中学生になる直前の4人の子供の物語が始まります。

○しかし、この4人の子供の言動が、全く共感できません。まだ小学6年生の分際で、タバコを大人のようにプカプカ吹かしながらトランプに興じる場面が、タバコ嫌いの私には大変不快でした。そのためか、その後の12歳の子供同士の遣り取りが、全く不自然に感じて、全く感情移入が出来ないままに物語が進みます。途中、20歳前後の兄の世代の不良仲間達が登場し、12歳の子供達の場面と20歳前の不良達の場面が交互に映し出されます。20歳の不良達は自動車に乗って、今で言うあおり運転等不良行為を繰り返しますが、その言動も全く共感できない不快なものばかりでした。

○なにか面白くないな、と感じながら場面が進み、少しばかりハラハラドキドキするシーンもありましたが、結局、感情移入が出来ず、消化不良の状態で映画が終わりました。一体この映画、何を訴えたかったのかと疑問を感じるものでした。ところが、ネットに掲載されているレビューを見ると、大変、評価の高いものが多いのに驚きました。

○レビューには「流石、原作がスティーヴンキング。死別、親、半グレの兄弟、悪い大人、一時の友達、死体を見に行くという子供らしい好奇心、シンプルで繊細な心情を上手く表現出来ている。」なんて好意的なものがありました。私には理解不能で、感性が相当鈍くなっているようです(^^;)。
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