平成30年 2月 2日(金):初稿 |
○「2018年02月01日発行第214号”弁護士の実証的精神”」の「弁護士より一言」に関連して続けます。 大山先生は、「現在高校生の次女に、「鉄1キロと綿1キロと、どちらが重い?」という、有名な質問をしたんですね。娘は考え込んでしまったので、『答えは、同じ重さだよ!』と教えてあげた」ところ、次女は「納得いかないなぁ。パパ、自分で本当に試してみたの??」と答えたそうです。 ○次女は、どうして納得がいかなかったのか、ネット検索で調べたところ、鉄の方が重いという回答があり仰天しました。しかし、その理由をみて納得し、納得のいかない次女の正しさを実感しました。決してパパをからかったのではなかったようです(^^)。 ○「町人思案橋・クイズ集」の「鉄1kgと綿1kgではどちらが重いの? 」というページに解説があります。真空中で計った1㎏分の鉄と綿を普通の空気中で天秤に掛けて比較するとどちらが重いかと言う問題でした。 ○この条件付の問題は、純粋鉄だけ1㎏分容量と純粋綿だけ1㎏分容量を天秤で量ることが条件です。しかし鉄1㎏分容量と綿1㎏分容量は相当の違いがあるはずですが、「鉄1kgと綿1kgではどちらが重いの? 」での解説は、鉄の比重は鋼鉄の場合で7.87、1kg分の鉄は、約127.1立方cmのところ、綿の比重は、1.54ぐらいで、水よりは重く、1kgの綿の体積は約649立方cmとのことです。 ○1㎏分鉄約127立方㎝、1㎏分綿約649立方㎝で、容量は鉄1に対し、綿5.11になり、綿の体積は鉄の約5倍になります。綿って意外に重いようです。綿は同じ容量であれば、鉄の20分の1位の重さとのイメージでしたが、僅か5分の1のようです。 ○真空中で1kgだった鉄と綿は、空気中で計った場合、鉄は999.82~999.83gぐらい、綿は999.16gほどで、鉄の場合と比べて綿は0.6g以上も多くの浮力を受け、鉄より軽くなるとのことです。そこで鉄の方が重いとの結論になるそうです。大山お父さんより次女の方が思考が深遠だったようです(^^)。 以上:855文字
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