平成29年12月26日(火):初稿 |
○「パコ・デ・ルシアのコーヒールンバ練習再開」に関連した続きです。 パコ・デ・ルシアのコーヒールンバは、平成29年12月からは44~45年前昭和47~48年に、収録されたLPレコードを聴いて感激して練習し、相崎勝利フラメンコギター教室発表会で演奏したように記憶しています。その後、平成元年頃までは時折弾いていましたが、ここ20数年殆ど弾かなくなり、平成29年時点では殆ど忘れていました。 ○それが最近弾きたくなったのは、Kさんのボンゴと合わせて練習するようになったからです。音楽は一人で練習するより打楽器が入れ、更に二重奏・三重奏として複数で演奏する方が楽しいものです。特に打楽器が入ると調子の良いラテン物が弾きたくなります。その意味で楽しい曲としては、コーヒールンバが最適です。 ○パコ・デ・ルシアのコーヒールンバには、12フレットをセーハする弾きづらい部分があるなど、初心者には簡単な曲ではなく、移調のためのカポタストは付けずに練習を始めました。ところが、パコ・デ・ルシアが実際に弾いている曲を聴くと1~2フレットにカポタストを付けているように感じます。フラメンコの独奏は音の歯切れを良くするためカポタストを1~5フレット当たりまで付けるものが殆どです。 ○パコ・デ・ルシア演奏コーヒールンバは相当テンポが速いものですがレコード或いはCDに収録したものを更にテンポを上げて再生すると音程も上がります。以下、この音楽再生速度と音程の関係についての備忘録です。 なお、以下の記述は、私の推測で、全く信用性がありません(^^;) ・音の高さ・音程は、周波数(一定時間の間に発生する波の数)で決まり、基準となるA音は、440Hzが一般的 ・特定の音程に対して、2倍の周波数を持つ音程は、基準となる音の1オクターブ上の音程になる ・A=440Hzを基準とすれば、2倍の880Hzの音程は基準音の1オクターブ上、2分の1の220Hzは1オクターブ下のAになる ・再生速度を1.5倍にすると再生される音は周波数が1.5倍即ち660Hzになり、音程は元のほぼ完全5度上になる ・完全5度上とは、元の音程がCであればGになる ・ギターは開放弦0フレットで、1フレット半音ずつ上がり12フレットが1オクターブ上になる ・ギター第5弦開放弦A音が440Hzで12フレットは1オクターブ上のA音220Hzになる ・再生速度1.5倍での完全5度上とはギターでは6フレット目になる ・再生速度を50%増しにすると6フレット上がると言うことは、再生速度を6分の50即ち8と3分の1(8.333…)%増すと音程は1フレット分上がる ・再生速度を8と3分の1(8.333…)%増すと周波数は、36.666…Hz増える、と言うことはAが440Hzとすると1音上げたA#は、476.666…にはならない (※音階の周波数をネット検索するとA#の周波数は、466.1637615とされている-単純計算ではなさそう、以下の通り、周波数は1度毎に等間隔ではない、周波数の比率が同じになる、私にはその計算式は不明) 49 440.000 ラ A4 50 466.164 A#4 51 493.883 シ B4 52 523.251 ド C5 53 554.365 C#5 54 587.330 レ D5 55 622.254 D#5 56 659.255 ミ E5 57 698.456 ファ F5 58 739.989 F#5 59 783.991 ソ G5 60 830.609 G#5 61 880.000 ラ A5 ・再生速度を8.333…増しにすると1フレットにカポタストを付けた音程と同じになる ・パコ・デ・ルシアのコーヒールンバは、カポタスト無しで演奏しているものを、元の速さから再生速度を6分の50即ち8と3分の1(8.333…)%増しで再生しているとすれば1フレットにカポタストを付けた音程と同じになる ○以下、昔、音楽の授業で習うもスッカリ忘れていた「テンポと速度記号」の復習です。 記号 読み 回数/分 意味 Grave グラーベ ♩=42前後 重々しく Largo ラルゴ ♩=46前後 すごく遅く Adagio アダージョ ♩=52前後 ゆるやかに Lento レント ♩=56前後 遅く Andante アンダンテ ♩=72前後 歩く速さで Moderato モデラート ♩=96前後 中位の速さで Allegretto アレグレット ♩=108前後 やや速く Allegro アレグロ ♩=132前後 速く Vivace ビバーチェ ♩=160前後 快速に Presto プレスト ♩=184前後 すごく速く Grave グラーベ ♩=42前後 重々しく Largo ラルゴ ♩=46前後 すごく遅く 以上:2,178文字
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