平成27年10月24日(土):初稿 |
○「天才パコ・デ・ルシアの”ルシアのグアヒーラス”練習中」に「平成25年12月から、パコ・デ・ルシアLPレコード『幻想』に収録された『ルシアのグアヒーラス』の練習を開始しました。」。この「ルシアのグアヒーラス」も、パコ・デ・ルシア氏の日本で発売されたソロ中心の本格的LPレコード2枚目「幻想」に収録されたものです。40数年前の大学生時代、このレコード繰り返し聴いて、自分もいつか弾いてみたいと憧れに憧れた曲でした。 ○最も強く憧れた曲は、同じ「幻想」に収録されたブレリアスの一種である「エル・テンプル」で、「ルシアのグアヒーラス」は2番目に憧れた曲でした。しかし、40数年前は、この曲の正確な採譜は入手できず、ただレコードでの演奏をため息交じりに聴いていただけでした。それが平成23年3月から、東京フラメンコギター研究会を主催する岡弘祠先生に弟子入りして、1、2ヶ月に1回の頻度でレッスンを受けるようになり、先ず最初にレッスンを受けた曲が「エル・テンプル」で、暗譜するのに1年かかり、何とか一通り演奏できるようになるまで2年以上かかりました。 ○「エル・テンプル」は、「35年ぶりステージ演奏-パコ・デ・ルシア”エル・テンプル”弾くも不出来に落胆」のとおり、平成25年11月3日開催岡弘祠フラメンコギター教室第37回門下生発表会で、特に冒頭部分は、正にシッチャカメッチャカの支離滅裂なものでしたが、何とか最後まで演奏しました。 ○「ルシアのグアヒーラス」は、平成25年12月から練習を開始して、やはり暗譜するだけで1年近くかかり、平成27年からは楽譜を見ないで全曲通して練習が出来るようになりました。そこで、平成27年11月8日開催岡弘祠フラメンコギター教室第39回発表会に参加して、この「ルシアのグアヒーラス」を弾くことになっています。しかし、暗譜してもなかなかスムーズに演奏できず、岡山旅行帰りの平成27年10月18日に岡弘祠先生のレッスンを受けると、余りにひどい出来に、果たしてこんな状態で発表できるかと、焦りに焦るようになり、毎日早朝、夜と合わせて1時間以上の練習時間を取っています。 ○しかし、練習すればするほど、この曲の難しさを実感して、焦りが益々高まる一方です。「エル・テンプル」はブレリアスと言ってフラメンコ曲の中で最もテンポが速く、ギターを激しく掻き鳴らす派手なラスゲアード奏法が多く、ごまかしが効く曲で、大いにごまかし演奏が出来ました。しかし、「ルシアのグアヒーラス」は、なにしろパコ・デ・ルシアの曲ですから、スケールはメチャクチャ速いのですが、ラスゲアード奏法は殆どなく、どちらかと言えば地味にメロディーを聴かせる曲です。ですから私の得意なごまかしが効きません(^^;)。 ○平成27年10月24日時点では、この「ルシアのグアヒーラス」を人様に聴かせる段階には、到底、達していません。発表会まであと残された時間は、あと僅か2週間しかありません。せめて1ヶ月は欲しいところです。最後は、開き直るしかないと、覚悟を決めていますが。 以上:1,263文字
|