平成26年 9月24日(水):初稿 |
○「新橋演舞場桟敷席で舟木一夫氏平成26年9月特別公演鑑賞し感激3」の続きです。 平成26年9月22日は、9月2日から始まった新橋演舞場舟木一夫特別公演も20日めでした。千穐楽24日まであと2日です。「新橋演舞場桟敷席で舟木一夫氏平成26年9月特別公演鑑賞し感激1」記載の通り、9月2日初日も鑑賞していますが、流石に、20日目になると観客数も減っており、開演20分前の午後3時40分頃でも、座席の半分が空いている状況でした。 ○ところが開演直前までの10数分間で入場者が急増し、午後4時開演時には、席が殆ど埋まりました。新橋演舞場の客席数は、1階から3階まで総座席数1428席です。桟敷席左は20席中16席が埋まり、右も同じくらいに見えました。桟敷席から見える1階席は、ざっと見て95%位埋まっています。初日は右側桟敷席から1階席を見ると空き席は殆ど見つかりませんでしたが、20日目になると流石に5%程度は空いているように見えました。 ○9月2日から9月24日まで休みの日を入れて、おそらく昼夜公演が40回くらいあると思われます。この40回、総座席数1428席を殆ど埋めるのは大変なことです。仮に席料平均1万円として平均観客数1350人で40回分の総売上は5億4000万円になります。このうち主演を張る舟木氏の懐にはいくら入るのか興味深いところです(^^;)。 ○初日9月2日昼の部の観客は殆どがおそらく65歳以上の高齢女性ばかりで、男性は100人の内2,3人と感じました。ところが、9月22日夜の部は、おそらく65歳以上と思われる男性が目立ちました。100人の内20人近くは男性と思われ、舟木氏の「ここ4,5年、男性客が確実に増えている。」、「新しいお客様ではなく、かつて僕のお客様であった男性の方が戻ってこられているんです。僕にはそれがはっきりと分かります」との言葉が納得できました。 ○観客で圧倒的に多いのは女性の2,3人連れで、ちらほらカップルが見られ、今回は何と男性の2,3人連れも居ました。私のように男性一人来場者は、余り見られません。しかし、女性一人は結構見られました。桟敷席左15番も、16番が空席であったため、女性一人が2人席を独り占めでで足を伸ばしてゆったりと鑑賞されていました。いずれにしても40代以下の若い方々は殆ど見えません。 ○お待ちかねは第二部シアターコンサート、9月2日昼の部では洋装で元気な威勢の良い曲で始まりましたが、今回夜の部は、白っぽい和服で登場し、私の大好きな曲「初恋」からしっとりと始まりました。「初恋」は、有名な島崎藤村の詩に曲を付けたもので、私が大学1年の時のヒット曲です。この島崎藤村作詞「初恋」は舟木氏に熱中した最後の曲で、大変、思いで深い曲です。 ○このメロディーが流れ、舟木氏の柔らかくホンノリと甘い歌声で、以下の歌詞が歌い上げられると、懐かしさで胸がキュンと締め付けられ、何故か、涙腺が緩み、涙がこみ上げてきました。 「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり」 初恋は、実らぬが故に良き思い出として残ると言われますが、かく言う私も実らぬ初恋の思い出に浸ることが出来るのがこの曲でした。この曲がヒットしたのは大学1年の時でしたが、当時、私の初恋は片思いのままとっくに終わっていました。 ○「やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり」 初恋の相手に「やさしく白き手をのべて」貰ったことなど全くありませんが(^^;)、「人こひ初めしはじめなり」と、初めて人を想う切なさ、想いのかなわぬ苦しさを人並みに味わう経験をさせて貰ったことに感謝しています(^^)。 以上:1,524文字
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