平成25年 7月 8日(月):初稿 |
○「舟木一夫特別公演”花の生涯・シアターコンサート”鑑賞まで」の続きです。 平成25年6月25日、舟木一夫特別公演「花の生涯・シアターコンサート」で、舟木一夫氏の生の芝居を初めて鑑賞しました。舟木一夫ファンを自認する割には、生の舞台はさほど鑑賞しておりません。明確に記憶しているのは、20年位前の仙台の確かイズミティでの歌唱だけのコンサートと、「舟木一夫シアターコンサートin新橋演舞場千秋楽鑑賞1」に記載した新橋演舞場でのコンサートくらいです。今や舟木一夫ファンのメッカともなっている「武蔵野舟木組」主催者やそこに集まる熱烈舟木ファンの方々からすると、到底、到底舟木一夫ファンとは、認めて頂けないと思われます(^^;)。 ○舟木一夫特別公演「花の生涯・シアターコンサート」の様子は、「武蔵野舟木組」の平成25年6月7日記述「『花の生涯』本日初日」から始まる詳細なレポートが残されています。このページには、夕刊フジ掲載の舟木一夫氏インタビュー記事も転載されており、「芸能生活50周年ファイナルと銘打っているが、実質は51年目のスタート。」で舟木一夫氏は公演を前に、次は55周年を目指して歌い続けることを宣言したとのことです。舟木一夫氏自身の言葉は、「50周年というものへの格別なこだわりはなく、お客さまにも4、5年前からとりあえず70歳まで(は頑張ってみたい)ということを申し上げて来たんですが、この公演が終わったら70歳まで1年半しかないわけです。それでもう55周年を目ざして行っちゃおうという決断をしました。」です。 ○芝居「花の生涯-長野主膳ひとひらの夢-」は里見浩太朗氏との共演ですが、平成25年6月現在、里見氏は昭和11年生まれで76歳、舟木氏は昭和19年生まれで68歳と、いずれも私より遙かに年上です。里見浩太朗氏は、小学校時代、市川歌右衛門氏の旗本退屈男シリーズ、片岡千恵蔵氏多羅尾坂内シリーズの東映映画見ていたとき以来のニューフェイス時代からの好きになった俳優の一人で、特に里見八犬伝での確か犬塚信乃役だったことが記憶に残っています。 ○76歳と68歳のお二方が、まだ二十代から始まる井伊直弼と長野主膳を演じる訳ですが、化粧をして舞台に立つとホントに二十代に見えてくるもので役者さんは凄いなと実感しました。難聴で補聴器をつけている私には、舞台上でのセリフが聴き取れるかどうか心配でしたが、感度の良いマイクを使っているようで、7割方は聞き取ることが出来、事前に購入して読んでいたパンフレットでの筋書きと合わせて何とか進行が理解出来て、楽しむことは出来ました。 ○舟木ファンの方に叱られることを覚悟で言いますが、里見浩太朗さんを見ていると、その立ち姿だけで感じられる存在感から、やはり本物の役者は違うなと感じました。舟木氏も舞台歴は結構ありますが、やはり、本業は歌であり、本業役者、歌は付録の本物の役者である里見氏とは少し違うなと感じました。里見さんの方が、セリフにしても立ち振る舞いにしても自然体を感じるところ、舟木氏はどうしても、なんか硬いというか、作っていると感じました。おそらく熱狂的舟木ファンは、そこも魅力の一つなのでしょう。 ○今回は、S席の10列-30番の席で鑑賞しましたが、前から10番目の列で舞台に向かって左側から30番目で中央からやや右の位置で、まずまずの席でした。ネット予約でたまたまこの一席だけ空いていたので購入したのですが、隣の31番の席が最後まで空いていました。私が鑑賞した6月25日は、7日初演から数えて18日目で公演も終盤にさしかかった時期ですが、S席はごく僅かしか空席がないものの、2階席は結構空席が目立ちました。しかし、6月7日から29日までの24日間の公演を殆ど満杯に客を呼べるのですから凄いものです。 ○私の見るところ、やはり、観客は中高年女性が圧倒的に多く、昼食を予約したレストランの客も殆どが中高年女性の数人連れで、私のように中年男性一人で鑑賞なんてのは殆ど見かけませんでした。ごく希に中高年男性2人連れも見かけ、ちと不思議に感じました(^^;)。観客に占める男性割合は10人に1人も居なかったように思います。二部のシアターコンサートは、相変わらず花束贈呈が山のように連なり舟木氏の人気の凄さがここでも良く判ります。68歳になった舟木氏の声は、今も心地よく耳に響き、これからもチャンスがあれば、生のコンサート鑑賞を継続しようと思った次第です。 以上:1,835文字
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