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古賀政男音楽博物館(コガ・ミュージアム)見学

平成20年 2月22日(金):初稿
○平成20年2月21日、以前から一度行ってみたいと思っていた古賀政男音楽博物館(コガ・ミュージアム)に初めて訪れました。地下鉄千代田線代々木上原駅南口で降りて、音楽村通りを通って徒歩3分のところにあり、JASRAC(社団法人日本音楽著作権協会)本部の建物と隣接していました。到着したの午後0時一寸過ぎでしたので、中で食事が出来ますかと確認するとないとのことでした。1階に広いレストランがあるのですが、JASRACの社員食堂なのか一般の入場お断りの表示がありました。

古賀政男音楽博物館HPでの古賀政男氏プロフィールは以下の通りです。
明治37年福岡県田口村(現在の大川市)に生まれる。明治大学在学中にマンドリン倶楽部創設の一翼を担う。在学中に音楽家を目指し『影を慕いて』を発表、卒業後レコード会社の専属の作曲家として数々の作品を発表しヒット曲を生み出す。これらは『古賀メロディー』と呼ばれ今もなお愛唱されつづけている。作曲活動のかたわら、音楽親善大使として世界各地をまわる。昭和53年に永眠。没後国民栄誉賞を受賞、生前も多大なる音楽文化活動の功績に対し数々の賞を受賞している。

○私は昭和26年生まれですが、「私の音楽経験-演歌が始まり」記載の通り、三橋美智也、春日八郎、村田英雄のSPレコードを幼少時代から子守歌のように繰り返し聞かされて育ち、子供の頃から演歌好きとなっていましたが、中学2年の秋にギターを始めてからは、「影を慕いて」に始まる古賀メロディーと呼ばれる古賀政男氏の曲が大好きになり、ここ数ヶ月前から再開したギター練習も先ず最初に古賀メロディーから始まります。

○その古賀政男音楽博物館ですが、1階は220席の小規模なけやきホールがあり、2階は大衆音楽の殿堂として作詞家西條八十を筆頭に大衆音楽の発展に貢献した方々が顕彰されており、古賀政男氏が住んだ家の正門と玄関を結ぶ石畳のみちをイメージしたスロープ(2階から3階への渡り廊下)を通って3階が旧古賀邸2階の書斎、ピアノや書斎机、十畳間と六畳間の和室、刀のつばが埋め込まれたマントルピースや飾り棚など、古賀邸のレッスン室の一部などが、古賀政男氏の愛用していたものが当時のままに配置してあります。

○旧古賀邸は古賀政男氏が昭和12年33歳の時、代々木上原に音楽村創設を夢見て3000坪の土地を購入し、翌昭和13年に完成させた建物とのことで、古賀政男音楽博物館公式パンフレットに古賀邸アルバムとして写真が掲載されていますが、緑溢れる広大な敷地に和洋巧みに取り入れた瀟洒な建物であり、マッチ箱の様な狭いマンションに居住している私には羨ましい限りの大豪邸でした。

○この建物を古賀政男氏死去後の昭和54年3月に整備して当初の「古賀政男記念博物館」として一般公開し、老朽化が進んだ平成3年に改築休館し、平成9年に現在の古賀政男音楽博物館として再生されたとのことです。昭和57年には古賀政男氏の郷里福岡県大川市に分館として古賀政男記念館も設立されており、いつかこちらにも行ってみたいと思った次第です。
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