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映画「憑神(つきがみ)」を観て

平成19年 6月25日(月):初稿
○平成19年6月24日、MOVIX仙台で映画「憑神(つきがみ)」を観てきました。allcinema ONLINEでの解説によると「幕末を舞台に、貧乏神・疫病神・死神という三人の災いの神様に取り憑かれてしまった下級武士がやがて自分を見つめ直し奮闘していく姿をコミカルに描く。」とのことで少々期待して観に行きました。しかし、結果は、ガッカリでした。

○平成19年6月10日に同じMOVIX仙台で映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」を観てきましたが、これも全くの期待外れ映画で、余りの退屈さに途中3回も居眠りしては、大きな場面転換に気付いて目覚めると言う状況でした。

○何故退屈になるかというとストーリーが理解できないからです。ここで、どうしてこの方が出て来て、このようになるのよと、次々に疑問ばかり出て来て、訳が判らず、ストーリー展開に入っていけないため映画始めに飲んだビールによる酔いも回って、ついウトウトしてしまい、益々ストーリー展開が判らなくなるとの悪循環でした。

○「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、1作目の「呪われた海賊たち」がシンプル明快骨太なストーリー展開で一番出来が良かったのですが、2作目「デッドマンズ・チェスト」でストーリー展開が雑になったところ、3作目は、集大成として、これでもか、これでもかと、余りに多くの話しを詰め込みすぎて、観ている方は訳が判らないとなったように思います。勿論、特撮場面は見所がいっぱいあり、それだけを楽しむなら、それなりに楽しめます。

○さて「憑神(つきがみ)」ですが、「『ホタル』の降旗康男監督とベストセラー作家・浅田次郎が『鉄道員(ぽっぽや)』以来8年ぶりにコンビを組」んだとのことで、「鉄道員(ぽっぽや)」でまあ、まあの感動を貰っていたので、少しは期待して観に行きました。

○登場する役者はなかなか良く、特に主役の妻夫木聡は、清潔感というか、嫌みのない美男ぶりに、魅せるものを持った期待できる役者と感じました。更に貧乏神西田敏行、疫病神赤井英和、死に神森迫永依、いずれも芸達者で、特に西田の演技はいつもの通り巧みな表現で笑わせてはくれました。

○しかし、ストーリーとしてみると、どうしても中に入り込めません。おそらく原作で文字だけの表現を味わった場合は、自分なりのイメージを抱いて違和感なくストーリーに入り込めるのでしょうが、画像表現されると、違和感だけが強調され、主人公と各憑神(つきがみ)との遣り取りが陳腐に聞こえてしかた有りませんでした。

○最後に主人公が自分の生きる道を見つけることになるのですが、この生き方についても全く共感できず終わりました。その時の精神状態によって感じ方が異なるとは思われますが、私の感覚には全く訴えるもののない映画でした。
以上:1,150文字

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