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「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を観て

平成18年 7月17日(月):初稿
○平成18年7月16日に映画「ダ・ビンチコード」を観て以来2ヶ月ぶりにMOVIX仙台で今話題の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を観てきました。3年前の前作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」が大変面白かったので、今度も面白いだろうと期待して観に行ったのですが、残念ながら今度は期待外れでした。

○巧みなCGによって絵的には結構楽しめるシーンもあり、ハラハラドキドキと胸ワクワクさせるシーンも2,3ありましたが、全体的に観るとなんだこれはとガッカリする内容に終わりました。「ダ・ビンチコード」程ひどくはありませんが、感情移入できないストーリー展開で、要するにシナリオが不十分で、「映画はストーリー」の鉄則を踏み外していると感じた次第です。

○第3作を同時撮影していたとのことで、最後は第3作への展開を期待させようとの演出になっており、昔、映画館で観て更にレーザーディスクを購入して何回も繰り返し観た「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを思い出しました。

○「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の最後も「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ」の終わり方と同様、アッと思わせる仕掛けになっています。しかし「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のストーリー展開は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでは比べものにならず出来が悪いと感じました。

○「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」は比較的出来が良かったので第2作の不出来は残念ですが、映像的には楽しめる部分もありDVDを購入して第1作と比較しながら観て、第3作の公開を待とうとは思っております。

○ストーリー展開の不出来が残念なところですが、主役のジャック・スパロウ役ジョニー・ディップ、ウィル・ターナー役オーランド・ブルーム、エリザベス・スワン役キーラ・ナイトレイの3人共良く演じていました。特に全作よりずっと女っぽく成長したキーラ・ナイトレイの男装はなかなか魅力的でした。
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