平成19年 6月16日(土):初稿 |
○平成19年6月15日、自宅AVルームで映画「ドライビングMissデイジー」を観ました。平成19年6月1日サンフランシスコ視察旅行の帰りの飛行機で初めて映画「ドライビングMissデイジー」を観て感動し、早速、ヨドバシ仙台店でDVDを購入していました。 ○飛行機では音声は日本語で字幕無しでしたが、今回は、音声は英語で日本語字幕で観ました。日本語音声で観たときのセリフ回しの方が日本語字幕になったセリフよりずっと味があるなと思った箇所が何カ所かあったのが意外でした。文字にすると意外に硬くなり、ニュアンスが伝わらないところがあります。その意味では英語を完全に理解し英語音声で観るのが一番理解できるのかも知れません。 ○さて映画「ドライビングMissデイジー」は、気難しいを絵に描いたような老婦人Miss デイジーと初老の雇われ運転手ホークとの交流を中心に事業家として成功しているMissデイジーの息子ブーリーとその妻フローリンとのどこにでもあるような母子、嫁姑関係をからませて淡々と進行していきます。 ○サンフランシスコ帰りの飛行機の中でなかなか寝付けず結局3本も見た映画の一つが「ドライビングMissデイジー」でMissデイジーとホークの遣り取りの最後のシーンが終わってエンドクレジットシーンが始まったとき、えもいわれぬ感動がこみ上げ、涙が出て来ました。 ○物語は、離れて暮らしているMissデイジーとその息子ブーリーの気難しい母への気遣いとそんな息子へ意地を張り続ける母の遣り取りから始まります。母Missデイジーを気遣い母のための運転手として名優モーガン・フリーマン演ずる初老の運転手ホークを雇い入れるとき、大変気難しい女性で多いに苦労するだろうが我慢して努めて欲しいと言う意味のことを言うと、ホークは、日本語音声の時は「昔、豚を飼い慣らす仕事して、豚を上手く扱ってきたので、慣れていますから大丈夫ですよ」と言うようセリフに聞こえて大笑いしました。これを聞いた息子ブーリーの怪訝な表情が大変味があったからです。 ○ところが英語音声で日本語字幕では「豚と格闘して、うまくやりました」と言う表示になっており、日本語音声でのセリフとニュアンスがちと違って日本語音声の時の面白さが伝わりませんでした。ここは人によっては日本語字幕の方が面白いと感じる方も居るかも知れませんので難しいところですが。 ○映画の中身には触れませんが、特にブーリーのセリフに婉曲なユーモア表現がちりばめられており、無骨者で直接表現の多い私には、大変勉強になりました。人種差別問題もテーマにあるのかも知れませんが、人と人の触れ合いが一番重要なテーマの心温まる作品で一見の価値があります。ここの解説が良くできていますがネタバレです。 以上:1,136文字
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