平成19年 2月19日(月):初稿 |
○ツルカメスタジオは平成6年9月27日に箱の部分は完成しましたが、中身のAV機器部分の完成まで半年以上要し、その間は、ああでもない、こうでもないとセッティングに苦労しました。その苦労が又無上の楽しみでもありましたが。以下は、当時の桐個人日記のAVセッティング部分抜粋です。 平成7年1月27日 ソニーのミューズデコーダーがようやく届いた。三菱RD17GのBNCコネクターに接続し、パソコン信号入力ミニD-SUB15Pと切替使用。17インチ画面のハイビジョン映像が実に美しい。まるで動く写真である。120インチの大画面でもこの位に映れば言うことはないのだが。 平成7年2月17日 大望のプロジェクターLVP-1280がようやく設置された。三菱京都製作所の技術者が午前12時30分までかかってセット。さすがにハイビジョンは綺麗だ。のだや仙台店で見たSONYの1252QJより鮮明で且つ色のりも厚みがある。これからが楽しみだ。ついつい午前2時30分まで観賞。 三菱LVP-1280 平成7年3月2日 スタジオ作製に色々アドバイスを頂いたAさんが久しぶりで奥さん連れで来た。残念ながら、ハイビジョンLDPが映らない。三菱LVP-1280は、かなり神経質な機械のようだ。 平成7年3月3日 今日はイメージニクス社のRGB信号分配器のテストに明け暮れた。ハイビジョン及びスキャンコンバーターの信号はばっちり。しかし、肝心のPC98、マック・クワドラ840AVの映像が映らない。そこで分配器を経由しないで直接繋いでみたが、それでも映らない。DーSUBとRGBの変換コネクターに不備があるようだ。中々難しい。尚、昨日ハイビジョンがよく映らない理由が分かった。MUSEデコーダーからの出力を、YPbPr方式にすべきところGBR方式で出していたことに気が付いた。やはり色々弄ってみるべきである。 平成7年3月8日 イメージニクス社よりD-SUB:RGB変換器が返送された。早速HDとVDを取替えてRD17Gに映してみるとばっちりだ。結局自分のやり方が間違っていたことが判明。恥をかいた。 平成7年3月11日 スタジオのセッティングに明け暮れた。ほぼ予定のセッティングは終わった。3台のセレクターを経由するとさすがに音声・映像共に劣化して不安定になる。これをどの様に克服するかが今後の課題だ。それにしても我ながら呆れるほど凝ったセッティングである。これほどのスタジオは恐らく仙台では他にないと思う。 以上:1,026文字
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