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ツルカメスタジオ作製記-AV機器等のセッティング

平成19年 2月18日(日):初稿
○平成6年9月27日にようやくツルカメスタジオが完成しましたが、その後、AV機器のセッティングに取りかかりました。先ず自宅AVルームに買い増していった主要AV機器を株式会社鶴亀企画に買い取って貰い、更に必要機器を株式会社鶴亀企画として買い増し、ソニーのAVセレクターSB-V3000を中心に配置しました。

○SB-V3000は、当時のAVマニアには必須の6入力、6出力フルマトリクスセレクタ-で6台のビデオデッキ等を接続出来、外部オーディオ入力を使いアフレコや、プロセッサー入出力を使い画像安定器や、タイトラー等を挟み、ダビング編集したり出来る大変便利なものです。

○ツルカメスタジオには3台のSB-V3000を繋いで当時民生用ビデオでは最高峰と言われたソニーEDベータビデオデッキEDV-9000の2台を始めとして複数のS-VHS、Hi8、LDP、HDLDP、HDビデオデッキ等のビジュアル機器にCDデッキ、カセットデッキ等のオーディオ機器をヤマハAVアンプAVX-2200DSPを加えたアンプ機器に繋げ、更に3台のカメラとソニーの編集用デジタルSEG XV-Z10000等編集機器、オマケに赤外線補聴システムにカラオケ用ワイヤレスマイクミキシングシステム機器まで加えて、これらの合理的配線をどうするかに悩みました。

○一番苦労したのは、ハイビジョン映像信号とPC9821やマッククワドラ840AVのパソコン映像信号等複数の高解像度映像信号を入力し、これを三菱LVP-1280や三菱RD17G等当時使用していたCRTモニターに同時出力するための切替機(セレクター)と分配機(スイッチャー)の導入とその配線でした。

○SB-V3000を使用しての映像信号は通常のNTSC信号で当時のAV機器購入店のだや仙台店の店員さんに聞けば大体のことは判るのですが、パソコン映像信号等の高解像度映像信号の分配機等についてはのだやの店員さんでは全く判りません。また三菱電機で販売していたスイッチャー類は目茶苦茶高額で到底手が出ません。しかし、NTSC信号をCRTモニターに表示するために高解像度映像信号に変換する三菱コンバーターCVC-1000だけは入手しました。

○当時インターネットは未使用のためネット検索は出来ず、色々書籍で調べた結果、高解像度映像信号の分配機等はイメージニクス株式会社で取り扱っていることが判り、同社に電話して、色々相談しました。その結果、高解像度映像信号送受信にはR(赤)、G(緑)、B(青)、HD(水平同期)、VD(垂直同期)の各信号を別々に分離した5本線一組の5BNCケーブルが必要であり、その切替機としてはDS-61、分配機としてはDD-160A、更にコンポーネント映像信号を5BNC信号に変換するためのコンバーターとしてCRC-2等の機器が必要なことが判りました。

○さらに10m以上の5BNCケーブルや、これをミニD-Sub15ピン端子或いは今は使われていないPC98用D-Sub15ピン端子に入力するための変換ケーブル等が必要となり、イメージニクス株式会社に特注し、平成7年2月17日に待望の三菱LVP1280がようやく届いた時期までに配線ケーブル等は何とか準備できました。
数ヶ月間苦労して作製したツルカメスタジオ配線図は以下の通りです。
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