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平成18年 8月16日(水):初稿 |
○最近、老化を意識してきた話しが多くなりましたが、物忘れが多くなり記憶力の衰えも実感するようになってきました。私は、小さいときから知的創造は苦手でしたが、機械的な暗記は好きな方でした。小学6年当時、地理では100国程の国名と首都名を暗記し、歴史では主な出来事の年代を相当数暗記していました。しかし、暗記が好きだからと言って学業成績がよいとは限りませんでしたが(^^;)。 ○司法試験受験時代は、択一試験がなかなか合格できず、その原因は試験科目である憲法、民法、刑法の条文知識の不正確さにあると意識し、受験雑誌で特に憲法は全て暗記が必要との記事を読み、憲法前文から第11章補足最後の103条まで完全暗記し、一字一句違わず口頭で再現できるようになり、民法や刑法も重要な条文は出来るだけそのまま暗記するようにし、相当数の条文を暗記していました。 ○中学か高校かは忘れましたが教科書で習った小説の一部を諳んじて口頭で再現して喜んでいた時代がありました。これは別に成績をアップするためとか脳を鍛えるなどの目的ではなく、単に自分で楽しんで行っただけでした。例えば、有名な夏目漱石の「吾輩は猫である」などは「吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。」から始まって「それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない。」辺りまで600字程度を完全暗記して口頭で再現して喜んでいました。円周率も、一時は小数点以下30桁位まで暗記していました。 ○勿論、その後、再現訓練をしなくなってからは殆ど忘れてしまいましたが、先日、脳の老化による衰えを防ぐ方法として、小説の暗記と口頭による再現が有効であるとの記事を見て、最近記憶力等の衰えを実感していた私は、昔に返ってもう一度暗記の楽しみを復活させようとの気になりました。 ○そこでネット上に小説がアップされていないか検索し、表題の青空文庫の存在を知りました。 その最初の挨拶文は次の通りです。 青空文庫へ、ようこそ! 青空文庫は、利用に対価を求めない、インターネット電子図書館です。 著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストと XHTML(一部は HTML)形式でそろえています。 (中略) 多くの人に、快適に作品を味わい、自由にファイルを使ってもらうことは、この場を整えている私たちの願いです。どうか青空文庫を、活用してください。 ○ここでは夏目漱石など作者の死後50年を経過して著作権の切れた作品がテキストデータとしてwebにアップされ、読みやすく加工されたファイルもダウンロード出来るもので、もはや文庫本を買う必要がありません。出版社にとっては迷惑なところかも知れませんが、パソコン上で名作を何時でも味わえるのはホントに有り難いことです。これから少しずつでも活用して行きたいと思い、「吾輩は猫である」の一部をコピーしたところです。 以上:1,197文字
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