平成18年 5月27日(土):初稿 |
○陸上自衛隊オピニオンリーダー西方対馬・佐世保研修第2日の第2のハイライトは海事佐世保地方隊での護衛艦「ちょうかい」の見学でした。 ただ今より乗船します。 護衛艦「ちょうかい」です。 「ちょうかい」は第3代目で平成10年3月石川島播磨重工業で就役し基準排水量7250t 操舵室です。操舵室は7階建てビルと同じ高さと言うことでした。 船尾にて。遙か後方にアメリカ海軍空母「リンカーン」が停泊していますが、この写真では見えません。遠くに停泊した「リンカーン」は「ちょうかい」甲板部に設置された望遠鏡で見ましたが、戦闘機が所狭しと並んでいるように見えました。 皆さんで記念撮影です。 ○今回の研修の最終日26日は海自佐世保資料館セイルタワーを訪れました。最初に、ペリーの浦賀沖来航で「太平の眠りを覚ますじょうきせん、たった四杯で夜の眠れず」という当時の川柳から始まり、幕末期、列強から日本が次々に開国を迫られる状況説明映画を見せていただき、海防の重要性について思い起こされました。 ○映画鑑賞後、現役海自将校から展示順に日本海軍の歴史概観のご説明を頂きました。最初に現在の海自佐世保基地の概要を説明頂き、重要な場所をアメリカ海軍基地が陣取っていることも分かりました。太平洋戦争末期本土爆撃では海軍基地のある佐世保も激しく攻撃されたとのことですが、不思議に基地として重要な場所は爆撃されず、そこは後にアメリカ海軍基地となったという話が印象的でした。アメリカは戦後処理を考える余裕を持って攻撃したと言うことでしょうか。 ○長崎出島の海軍伝習所から始まる日本の海軍成長過程、明治大正期の東郷平八郎元帥等優れた軍人の活躍等の説明を受け、太平洋戦争に至ると5m四方程の大きさの太平洋戦争の戦場となった海域模型図と共に設置されたビデオTVによる5分間概観説明がありましたが、日本軍がアメリカ軍に追いつめられていく様子が良く解りました。 以上:795文字
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