令和 5年 4月 8日(土):初稿 |
○「ネットで長時間かけて調べた各種数値データ紹介6(裁判所データ追加)」の続きで、各種数値データのうち司法関係データのまとめです。なお、数値はネットで調べたものの概数です。ネットで調べる数値は、サイトによって微妙に異なり、どれが正確かは判断できませんので、正確性は担保しません。鵜呑みにはしないで下さい。 日本人の人口 1872(明治5)年3480万人、1926(昭和元)年6074万人、1945(昭和20)年7214万人、1985(昭和60)1億2104万人、 2008(平成20)年1億2808万人(ピーク)、2022(令和4)年1億2477万人 全裁判所事件数 1965(昭和40)785万件(ピーク)、1990(平成2)年423万件、2003(平成15)年611万件、2021(令和3)年341万件 全裁判所事件数は、ピーク時の半分以下に減少 民事・行政事件数 1965(昭和40)125万件、1990(平成2)年171万件、2003(平成15)年352万件(ピーク)、2021(令和3)年137万件 民事・行政事件数もピーク時の半分以下に減少 家事事件数 1960(昭和30)35万件、1990(平成2)年34万件、2003(平成15)年68万件、2021(令和3)年115万件(ピーク) 家事事件数のみ1960(昭和30)年から、2021(令和3)年3倍以上に増えています。 刑事事件数 1965(昭和40)520万件(ピーク)、1990(平成2)年169万件、2003(平成15)年163万件、2021(令和3)年84万件 刑事事件はピーク時の16%に激減 少年事件数 1965(昭和40)108万件(ピーク)、1990(平成2)年48万件、2003(平成15)年27万件、2021(令和3)年4万6978件 少年事件はピーク時の4%に激減 殺人件数 1960(昭和30)2119件(ピーク)、1990(平成2)年744件、2003(平成15)年705件、2021(令和3)年263件 殺人事件数はピーク時の12%に激減 自殺者数 1960(昭和30)2万2477件、1990(平成2)年2万0088件、2005(平成17)年3万2552件(ピーク)、2021(令和3)年2万1007件 交通事故事件数 1965(昭和40)56万件、1990(平成2)年64万件、2004(平成16)年95万件(ピーク)、2022(令和4)年30万件 交通事故事件はピーク時の3分の1以下に激減 交通事故死者数 1970(昭和45)1万6765件(ピーク)、1990(平成2)年1万1227件、2004(平成16)年7425件、2022(令和4)年2610件 交通事故死者数はピーク時の15%に激減 ○上記の通り、日本の人口変遷に比較して、裁判事件数、特に刑事・少年事件数はピーク時の10数%、4%に激減し、殺人事件数もピーク時の12%程度まで激減しており、日本社会はおそらく世界一安全になっています。交通事故事件も事件数全体がピーク時の3分の1以下で、交通事故死者数はピーク時の15%に激減し、死者数が減っていることは重大事故が激減で、重傷事案も減っているはずです。交通事故事件は、弁護士の飯のタネにはならなくなってきてます。唯一増えている事件は家事事件だけで、最近、盛んに家事事件紹介業者からの案内が増えている理由が分かります。 以上:1,383文字
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