令和 3年 7月24日(土):初稿 |
○厳しい賛否両論の中、東京オリンピック2020が、令和3年7月23日、開幕しました。昭和39年東京オリンピックは、昭和39年10月10日に開催され、当時、中学1年生だった私もテレビで開会式を観ました。当時、裕福な家庭はカラーテレビを持っていましたが、我が家はまだ白黒テレビでの観戦でした。10月10日は土曜日でしたが、学校は休みになったと記憶しています。テレビ中継は午後から始まり、聖火最終ランナー坂井義則氏の聖火点灯の様子は今でも良く覚えています。 ○あれから57年後の令和3年7月23日午後8時開始東京オリンピック2020の開会式は、午後9時40分頃までは観戦しました。いつも午後9時に就寝している私は、午後9時過ぎるとどうしても眠くなり、午後9時40分まで起きているのが限度で、どこかの国が入場しているときに、床に入り、日本の入場式や、大会役員・天皇陛下スピーチは聞けませんでした。以下、天皇陛下スピーチ備忘録です。 ******************************************* 本日、世界各地からお集まりの皆様をここにお迎えすることを大変うれしく思います。 現在、世界各国は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という大変に厳しい試練に直面しています。人が集い、つながることが決して簡単ではない状況が続いています。 そのような困難な状況の中で、今回の大会に出場するために努力を続けてこられたアスリートの皆さん、そのアスリートを支えてきたご家族や関係者の方々のご努力に深い敬意を表します。全てのアスリートが、新型コロナ感染症を防ぎ、出身国・地域とは異なるであろう暑い気候に気をつけつつ、健康な状態で最善を尽くすことができることを希望します。 オリンピックが長く、そして広く世界で支持されてきたのには、平和と調和というオリンピズムの精神に理由があると思います。私自身にとって、1964年の東京オリンピックの閉会式で各国選手団が国ごとではなく、混ざり合って仲良く行進する姿を目にしたことが、世界の平和を願う気持ちの源となりました。 新型コロナウイルス感染症の試練を乗り越えるためには、国内外を問わず、私たちが、なお一層心を一つにして協力していくことが大切です。この大会が、わたしたちが平和と調和というオリンピズムの精神に改めて思いをいたし、その精神の灯火を未来へとリレーする大会となることを願います。皆様と共に全てのアスリートのご健闘を祈ります。 以上:1,032文字
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