平成28年 8月13日(土):初稿 |
○平成28年8月13日は、17時10分成田空港発全日空機でサンフランシスコに向かいます。サンフランシスコ到着は、現地時間13日10時55分です。日本とサンフランシスコの時差は夏時間で-16(または+8の24時間前)時間です。そのため日本の8月13日(土)17時10分は、サンフランシスコ時間8月13日1時10分です。そこでサンフランシスコ時間13日1時10分から10時55分まで9時間45分の飛行時間になります。ちなみに帰国はサンフランシスコ時間19日12時40分発即ち日本時間20日4時40分発成田着15時20分で9時間40分の飛行時間です。 ○「第16回日弁連業務改革シンポ用独・仏視察旅行予告」記載の通り、業務改革委員会の一員として業務改革シンポのための視察旅行は、平成17年金沢シンポ、平成19年札幌シンポ、平成21年松山シンポのため3回ほど参加しています。 ○平成17年視察旅行は同年3月7日から12日まで5日間、平成19年視察旅行は同年5月27日から6月2日6日間、平成21年視察旅行は同年5月31日から6月7日7日間で、前2回はいずれもサンフランシスコ、3回目はドイツ・フランスでした。実は、日弁連業務改革委員会での視察旅行は、もう1回参加の予定で、全部参加すればこれまで4回視察旅行を経験したはずでした。 ○この私にとって幻の視察旅行は平成10年8月の予定でした。当時は、弁護士広告解禁のための新広告規定作りを担当する日弁連広告PTに所属しており、このPTでのフランスとイギリスの弁護士広告事情を調査するための視察旅行でした。私にとって初めての視察旅行で、楽しみにしていましたが、出発直前の事務所夏季テニス合宿最終日に練習試合中転倒して、左手首橈骨骨折の重症を負い、1ヶ月間ギプスを装着する状況となり、海外視察旅行参加は無理と判断して、直前のキャンセルとなりました。 ○「カリフォルニア州弁護士紹介関係法規紹介」に「弁護士大国アメリカでは、弁護士業務についての有償周旋が、当然に認められているかと思っていましたが,実は,原則禁止でした。」と記載していましたが、今回の視察旅行は、このカリフォルニア州の「弁護士業務有償周旋に関するカリフォルニア・ビジネス・およびプロフェッション法第6155条および6156条」の運用実態調査が目的です。 ○調査先訪問先は以下の通りです。実質3日間で6カ所も回るため結構忙しい視察になります。 ・サンマテオ弁護士会 サンマテオカウンティーの弁護士会。弁護士紹介サービス以外に,弁護士に対する苦情の受付や,専門の法律エリアで活動している弁護士のネットワークの提供等,様々な弁護士とその顧客に対するサポート活動。 ・コントラコスタ地域弁護士会弁護士紹介サービス(Contra Costa Bar Association) コントラコスタカウンティー(オークランドの北西部にある市)の弁護士会。サンマテオ弁護士会同様、コントラコスタカウンティーに所属する弁護サービスを必要とする、または提供する人々へサポートを提供する団体。 ・カリフォルニア州弁護士会 カリフォルニア州の強制加入団体。カリフォルニア州の弁護士に値する倫理規定を定める組織であり,弁護士紹介サービスの提供の基準や規定も定めている。 ・アラメダ弁護士会 アラメダカウンティーの弁護士会。サンマテオ弁護士会同様,アラメダカウンティーに所属する弁護サービスを必要とする,又は提供する人物へのサポートを提供する団体。 ・サンフランシスコ弁護士会(San Francisco Bar Association) サンフランシスコカウンティーの弁護士会。カリフォルニア州の様々な弁護士会の中では特に充実した弁護士紹介システムを提供している。 ・AIDS Legal Referral Panel of the San Francisco Bay Area(ALRP) HIV/エイズ病感染者に対し,法律的援助サービスを提供する団体。低コストで,HIV/エイズ病感染者が必要とする弁護サービスの紹介に特化している模様。 ”San Francisco Bay Area”はサンフランシスコの周辺にあるいくつかのカウンティーを含む地域で,ALRPは,サンフランシスコを含む七つのカウンティー(アラメダ,コントラコスタ,マリン,サンマテオ,ソラノ,ソノマ)の住民に対しサービスを提供。 以上:1,817文字
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