平成25年11月 8日(金):初稿 |
○本日、平成25年11月8日(金)午前10時から神戸ポートピアホテルで、第18回弁護士業務改革シンポジウムが開催されます。私は、第4分科会「弁護士紹介制度の現状と未来を考える」に参加しますが、そのためでもないでしょうが、昨日、夜、私のHPの投稿フォームから、投稿がありました。中身を見るとある弁護士紹介サイトの売り込みメールでした。2,3年前までは、投稿フォームからの投稿は、HP記載事項への質問や意見が多かったのですが、最近はそのような投稿は減り、何かの売り込みが多くなっています(^^;)。 ○昨夜、投稿されたある紹介サイトは、弁護士だけでない各種事業の紹介サイトで、弁護士分野はその中のごく一部のようです。売り込み文句は次のようなものでした。 「今回、貴社を是非30万人のお客様にご紹介させて頂ければと思いご連絡致しました。 現在弊社では、○○○○様とのタイアップメディア“○○○○○○○○”を運営しております。 http://○○○○○○○○.jp/ “○○○○”は月間PV3800万、会員数30万人を誇る日本最大級のサイトとなっており、会員の7割が男性、30%以上が年収800万以上の高所得ユーザーとなっております! 今回、こちらで【離婚、相続、交通事故、債務整理などに強い!行列のできるオススメ敏腕弁護士!】として、先生の特集を組ませて頂きたく存じます。 【イメージA】http://○○○○○.○○○○/?id=4 もしご関心いただけましたら一度ご説明のお時間を頂戴いただければ幸いでございます。」 ○この【イメージA】http://○○○○○.○○○○/?id=4のサイトにアクセスしてみると、インプラント治療名医との触れ込みの歯科医師紹介ページが出てきました。おそらく40代位でなかなかのイケメンの歯科医師の顔写真が繰り返し掲載され、これでもか、これでもかという宣伝文句が並び、一度は診察を受けてみたいという気持を抱かせる立派なHPです。 ○弁護士紹介サイトは、現在、相当数ありますが、弁護士専門紹介サイトとしては、「弁護士ドットコム」が登録弁護士数6000人以上でダントツの圧倒的シェアを誇り、これに次ぐのが、登録弁護士数2200人以上の「弁護士・法律事務所データベース」です。この2つのサイト以外の弁護士専門紹介サイトは、登録弁護士数は、数十・数百レベルが殆どで、数だけでは比較にならない小規模なものばかりです。 ○この「弁護士ドットコム」、「弁護士・法律事務所データベース」は、いずれもお客様からの質問を受け付け、弁護士が原則として無償で回答するコーナーを設けて、相当数の質問が寄せられ、多くの弁護士が回答をして、これを公表し、データベース化し、閲覧出来るようになっています。回答数の多い弁護士のランキングも公表されて、上位ランキング弁護士は、結構な集客効果を得ています。 ○このような質問・回答コーナー等を設けず、単に弁護士の名前・住所・売り込み文句だけを紹介するだけの紹介サイトは、おそらく、アクセス数も少なく、集客効果も余りないのではと推測しています。しかし、弁護士だけでなく、多くの事業を紹介し、多くの会員数とアクセス数を獲得している上記投稿フォームに投稿してきたようなサイトでは、ここに掲載することで、アクセスが増え、集客効果が上がる可能性もあります。 ○このようなサイトでは、単に掲載するだけでなく掲載するHP作成も手がけていると思われ、その作成料等の費用がどれだけかかるのか不明ですが、今後は、マーケッティングの必要性を感じている弁護士に対し、HP作成と紹介サイトへの掲載の二本立てで売り込みをしてくる業者が益々増えそうで、その選別が重要になると思われます。 以上:1,487文字
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