平成19年 9月 6日(木):初稿 |
○「2006年版弁護士白書-弁護士収入はやや減少中」と言う記事に対し、以下の厳しいご意見を頂きました。 「やっぱり、高額収入だ。弁護士は特別な職業か。サラリーマンは1000万円以上の収入を得ている人は、何パーセントいると思う。自分の車でくればいいのにタクシー使ってくるなど一般人とずれている。もっと、努力しなさい。ここは日本だ、アメリカではない。 」 ○匿名意見でどこのどなたか全く不明ですが、ご意見有り難うございました。私は、「メール相談をしない理由等」に記載した通りの理由でメールでの相談は実施しておりませんが、各コンテンツのご意見・ご感想については、歓迎しております。 ○回答を求めないご意見・ご感想は時々頂きますが、一番多いのは男女問題についての各記事についての感想で、有り難いことに、大変、参考になったとの感想が殆どです。中には、「非常に参考になる記事の数々、大変ありがとうございました。離婚関連のHPでは先生のHPが最も優れていると思います。」との大感激のご感想を頂いたこともあります。 ○ただし、男女問題の中でも親子の面会に関しては、子供と無理矢理引き離されて妻から面会も拒否されていると思われる方々から、私の記事に対して反発する感想メールも数通頂いております。離婚経験者の私は、女房に逃げられた辛さや子供と離れた辛さの経験はあっても、子供と会わせてもらえない辛さの経験が無く、実体験に基づかない記述に反発を抱く内容が含まれているものと思われます。 ○話を弁護士の収入に戻しますが、「サラリーマンは1000万円以上の収入を得ている人は、何パーセントいると思う。」と言うご意見を伺い感じましたが、確かに弁護士の所得は、平成15年で4人の内3人が、平成17年時でも3人の内2人が所得で1000万円を超えています。 ○何かで日本のサラリーマンの平均年収は700~800万円と読んだような記憶がありますが、賃金センサス(賃金構造基本統計調査)による「平均賃金」 平成18年版では男女全年齢全学歴の平均である男女計学歴計が489万円で500万円を切っています。 ○この数字からは、3人の内2人が所得1000万円以上となれば、「やっぱり、高額収入だ。弁護士は特別な職業か。」と言われても仕方がないのかも知れません。しかし弁護士と対比される医者については、厚生労働省の調査では、医師(勤務医)の平均年収は1228万円との試算されているようです。 ○全弁護士の平均年収のデータは見あたりませんが、これまでのデータは弁護士の数が限定されていた時代のものであり、今後、毎年3000人の弁護士有資格者が出て、弁護士数倍増の時代になれば、3人の内2人が所得1000万円以上の時代は古き良き時代となることでしょう。 以上:1,135文字
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