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弁護士への債務整理依頼とブラックリスト

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平成19年 2月21日(水):初稿
○サラ金クレジット等の多重債務整理方法は、任意整理、個人再生、自己破産等の方法があり、弁護士に依頼して行う例が多いのですが、この弁護士依頼に当たって良く質問されるのがブラックリストに載る期間、家族との関係です。

○私なりに答えてきましたが、いわゆるブラックリスト実務は経験に乏しく、今般、ネットで検索してみました。「ブラックリスト」のキーワードでGoogle検索をかけると関連HPが116万件も出て来ますが、トップに出て来る「クレジットカードの審査基準-ブラックリストの謎」が良くまとめっています。

○作者は、「東京都在住で某大手クレジットカード会社に約12年勤務しております。4つの部門での職務経験を持ち、クレジットカードやキャッシングについての専門家です。」とのことですが、ここの記述を中心にブラックリスト実務を備忘録として整理します。

○銀行・クレジット・サラ金等をカード等で利用した履歴は以下の信用情報期間に記録されます。
1.全国銀行個人情報センター(金融機関、銀行系カード会社、保証会社などが加盟)
2.CCB(カード会社、信販会社、消費者金融などが加盟)
3.CIC(信販系、流通系、銀行系カード会社、保証会社、自動車ディーラーなどが加盟)
4.テラネット(銀行系ローン会社、流通系カード会社などが加盟)

○これらの信用情報に以下の事故情報が掲載されます。この事故情報は通称、ブラック情報と呼ばれていてブラック情報が登録された状態を 「ブラックリストに載った」と表現されるのであり、ブラックリストそのものが存在しているわけではありません。
1.3ヶ月(61日)以上の延滞
これは5年間保存されその間クレジットは利用できません。事故後に延滞金を支払って完済することを「延滞解消」と言います。延滞解消後も延滞した事実や完済した事実は一定期間、記録として残り、この間も事故と同じ扱いを受け、クレジットカードの審査は通りません。全情連、CCBテラネットでは延滞解消から1年、CIC、全銀協では5年保存されます。

2.自己破産、個人再生、任意整理等
これらの事故情報は原則として7年間保存されます。

3.その他
過払い金返還請求、代理弁済(本人以外の人、または保証会社が返した)、本人行方不明により回収できなかった場合なども事故情報として登録され、おそらく5~7年間保存されます。

○以上の通り、債務整理を弁護士に依頼した場合、いずれにしてもブラックリストに載ります。よく質問されることに家族との関係がありますが、先のHPによると「個人信用情報はあくまでも個人のもであって、家族や兄弟、親戚のクレジットに影響することはありません。但し、主婦や学生がクレジットカードを申込む場合は審査対象が配偶者・親になりますので、その際には影響します。」とのことです。

○しかし私の経験では、夫の破産で妻がクレジット申込を拒否された例は多くありますが、妻が自己破産した後、夫のクレジット申込が拒否されたという例を聞いたことがあり、クレジット会社によって方針が異なるようです。

○「事故情報があれば99%審査は通りませんのでクレジットカードを作ることはできないでしょう。但し、全情連・テラネットにさえ事故情報が無ければ、消費者金融が発行しているクレジットカードは審査が通る可能性が高くなります。これは消費者金融が審査を行う際には他の信用情報機関の情報を見ないという特性からこのような奇跡が起きるものです。」との記述もあります。

○しかし、私の経験では、サラ金債務整理をしたことを理由に銀行借入申込を拒否されたという例を聞いたことがあり、個人信用情報が金融機関の間でどの程度開示されているのか疑問があり、更に勉強を続けます。
以上:1,528文字

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