平成31年 3月21日(木):初稿 |
○平成31年3月20日(水)は、RU(異業種交流会・ライジングアップ)3月例会で、7名が参加して、ツルカメ第二スタジオにおいて、RU会員である東北文化学園大学科学技術学部知能情報システム学科/東北文化学園大学大学院健康社会システム研究科学科長教授藤木澄義氏の「AIについて」の話しを聞きました。藤木氏の知能情報ネットワーク研究室では、ニューラルネットワークと情報ネットワークを研究していますとのことで、AIの話しについては正にうってつけの方でした。 ○AI=人工知能については、人間の仕事を奪ってしまうのではとのことで、最近相当話題になっていますが、その具体的中身については、サッパリ分からず、事前に素人にも分かり易いとの触れ込みの「AI(人工知能)まるわかり」を購入し、第1章「なぜ、今AIが注目されているか」だけを読んで藤木氏の講義に臨みました。 ○「AI(人工知能)まるわかり」によるとAIブームは、第1次が1950~60年代で実用性のあるものはほとんどできず、第2次は1980年代でエキスパートシステムの研究が進みビジネスへの応用は限定的でブームはしぼみ、第3次が現在で先進的機械学習の実用化が原動力になっているとのことです。機械学習とは、コンピューターに大量のデータを学習させ、人間のように音声や画像を認識させ最適な判断を下すことができるようにする技術とのことです。 ○機械学習技術には様々な手法があるが、特に注目度が高いのがディープラーニング(深層学習)で、人間の脳を模した「ニュートラルネットワーク」を使って大量のデータを学習する方法で、現在主流のディープラーニングの実現手法は2006年から登場したとのことです。人間の脳の神経回路の構造を模倣との解説は、「AI(人工知能)まるわかり」27頁以下にありますが、この辺で、私にはその説明がチンプンカンプンになってきます(^^;)。 ○ディープラーニング等AI技術の具体例として世界トップの棋士に勝ったアルファ碁がありますが、これは①次の一手の予測、②最終局面までの予測、③勝率の予測の3つの機能を駆使して実現しているとのことでディープラーニング(深層学習)のみでなく従来からある機械学習や探索技術の強化版等多くの技術を組み合わせて構築しているとのことです。 ○藤木氏の講義で見せられた現在時点でのロボットの能力を示す動画には驚嘆しました。これまでのロボットはぎこちなく動くだけのイメージでしたが、あたかも人間のように自然な動きをして、バク転なども鮮やかに決め、障害物を巧みに乗り越えて進行するのに、ここまでできるようになったのかと目を見張りました。 以上:1,094文字
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