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RU平成24年第2回例会報告-後継者育成問題

平成24年 5月 9日(水):初稿
○平成24年5月9日、ツルカメ第1スタジオでRU(ライジングアップ)平成24年5月例会が開催されました。平成24年RU例会は、医師のAさんが会長で、年間を通じて介護-老後問題を通年テーマと決め、今月のテーマは「後継者の育成」でした。Aさんの案内文は次の通りです。
いつまでも現役で仕事が出来るとは限りません。いつかは現役引退が待っています。
ボロボロになってから引退したのでは、その先は介護人生です。
老後を楽しく過ごすためにはしっかりした後継者を育てて、安心して引退できるのが良いと思います。
さて、皆様はどんな計画を立てていますか?
私が何故このような話をしたいのかをお話ししてからみんなで語り合いたいと思います。
○Aさんが、後継者の育成を考えたのは、株式会社サイエンティアの前社長で「ベンチャービジネスの内側 : アントレプレナーを目指す方へ」の著者東正樹氏との出会いだったそうです。なお、アントレプレーナーとは、英語スペルはentrepreneurで、自ら事業を興す(起業)者をいい、通常、ベンチャー企業を開業する者を指す場合が多いとのことです。Aさんの話を聞いて、早速、「ベンチャービジネスの内側 : アントレプレナーを目指す方へ」をアマゾンに発注しました。書評の「ここには、創業の過程、企業理念の策定、技術と経営のバランス、金融機関との付き合い方、社員育成の哲学などについて、実際に経験した人でなければ書けないようなキラリと光る証言が、ふんだんに盛り込まれている。」との表現にも惹かれたからです。

○Aさんの話では、東正樹氏は、10年程前に白血病と発覚しましたが、直ぐに入院治療せず、発覚後2年間放置し、2年後にAさんが勤務する病院に入院するも治療開始が遅れたために,間もなく死去されたそうです。発覚後直ぐに治療を開始すれば,それ程早く亡くなることはなかったのに、何故2年間、放置したかというと,その間に自分が起こした株式会社サイエンティアの後継者選びをしていたからとのことでした。

株式会社サイエンティアHPで企業理念を見ると
夢へのたゆまぬ挑戦が未来をひらく
Σ(夢×挑戦)=サイエンス
・社会にとって存在価値のある「キラリと光る」会社を目指す。
・独創的で質の高い商品やサービスをとおしてお客様に貢献する。
・自主・自律・自己責任の精神に基づき、常に挑戦し続ける。
・個人の主体性と上昇志向を大切にし、ワクワク働ける場を創造する。
・長期的視野に立ち、高い収益性を追求する。

となっていますが、前社長東氏が創業したこの会社を自分一代で終わらせたのでは、社会にとって存在価値のある企業ではなく単に社長を凄かったで終わるだけであり,最も重要なことは、企業としての継続性であり、そのためには後継者育成が重要とのことで白血病発覚後2年間治療もせず後継者育成業務に邁進し、次期社長を決めて入院治療を開始したとのことです。

○世のため人のためになろうなんて大それた気持はこれっぽっちもないといつも公言している私ですが、少なくとも当事務所を支えて、私に生きる糧を与えて頂いているお客様をはじめ、当事務所スタッフ、仲間としてお付き合い頂きご指導を頂いている方々には少しでもお役に立ちたいとの考えはあります。法律事務所として、質の高い、お客様のご満足頂けるサービスの提供をしたいとの意欲だけは強く持ち続けてきたつもりです。

○おそらく東正樹氏の創業以来の信念が込められているサイエンティアの企業理念一つ一つを吟味すると、ホントに良く考え、練られた素晴らしい表現だとAさんの解説を聞いて納得し、また私自身にはこの理念実践実績が不足していることも実感しました。当事務所も、社会にとって存在価値のある「キラリと光る」事務所を目指して精進すべしと覚悟しました。
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