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佐々木淳医師著”年をとったら食べなさい”紹介-序論

令和 4年 3月 6日(日):初稿
○「石原医師”老いるほど若く見える健康法”紹介-少食の効用」に、「少食は老化を遅らせ、寿命を延ばす」として、少食の効用例について様々な研究成果が記載されて、その一部を紹介していました。私も、石原結實先生の説を信奉し、「食は悪、栄養は悪」と確信していました。勿論、「取り過ぎ」の場合です。

○しかし、この「食は悪、栄養は悪」は、若いときの話しで、65歳を過ぎたらその常識は180度変わるというのが、在宅医療専門家として15年以上に渡って6000人以上の高齢者を診てきた在宅医療エキスパート医師佐々木淳氏の結論として、その理由等を種々説明しているのが「年をとったら食べなさい」という著作です。

○「石原医師”老いるほど若く見える健康法”紹介-少食の効用では、「人体60兆個の細胞内に存在する”サーチュイン遺伝子”は、飢餓状態になると活性化し、老化を遅らせ、寿命を延ばす働きをする」から「健康を左右するのは食事の”質”より”量”」まで、兎に角、食事は少ないほど良いとの解説でいっぱいでした。

○ところが、「年をとったら食べなさい」では、以下の常識は、高齢者の場合は、正しいとは言えないと断言されています。
□年をとったらあまり食べなくなるのが普通
□カロリーの取りすぎは良くない
□体重は増やさない方が良い
□粗食の方が健康に良い
□血圧や血糖値、コレステロール値はとにかく下げるべきだ
□糖質の摂り過ぎはよくないから、ごはんを半分にしている
□もともと塩辛いものが好きだけだけど、仕方なく塩分を制限している
□ハンバーガーや牛丼など、ファーストフード系外食は健康に悪い
□コレステロールや脂肪の多いものは摂り過ぎない
□医者から出された薬は全部ちゃんと飲まなければならない

○私は、最後の「医者から出された薬は全部ちゃんと飲まなければならない」だけは、誤りと確信し、医者から出された薬は一日分飲むと症状が改善することが多く、それ以降は全く飲みません。薬は基本的に”毒物”と確信しているからです。一時の炎症を抑制する必要悪と認識しています。

○カロリーの摂り過ぎは良くない、体重は増やさない方が良いと確信して、161㎝の短躯のため、体重は58.5㎏を越さないことと決めて、これを超すと昼食を抜いたりしてきました。しかし佐々木医師は、文科省研究班の、65~79歳高齢者11年間追跡調査で「男性はBMI27.5~29.9、女性はBMI23.0~24.9のとき、いちばん死亡リスクが低い」と発表されたとのことです。男性BMI29.9は身長170㎝で85㎏、女性BMI24.9は、155㎝60㎏くらいとのことで、「ぽっちゃり」、「軽度肥満」が死亡リスクが少ないとのことです。

○私は、身長マイナス105~110が適正体重と思っていましたので、161㎝の私の場合、56㎏が適正体重で、58.5㎏でも適正体重より多くこれより増やさないと決めていました。ところが上記BMI29.9は、身長マイナス95ですから私の場合、66㎏まではOKとなります。

○私が一番体重が増えたのは10数年前67㎏でしたが、このとき高血圧を指摘されて降圧剤を処方された医師から体重を減らすよう指示され、1年半かけて10㎏減の57㎏まで落とし、その過程の9ヶ月間で高血圧も解消し、降圧剤から解放されました。そしてその後の血圧は、上120前後、下70前後を推移しています。その経験から、体重減は健康に良いと確信していました。

○しかし、佐々木医師の「年をとったら食べなさい」には、「体重を増やすことで、高齢者ならではの別のリスクを避ける。それは『低栄養』と『虚弱(フレイル)』」、「太っているお年寄りほど健康」が、多くの高齢者を見続けてきた佐々木医師の考える結論とのこと、これまでの常識を全く覆す記述で占められており、徐々に紹介してゆきます。
以上:1,570文字

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