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和田秀樹氏著”70歳が老化の分かれ道”紹介-高齢運転は危険ではない3

令和 3年11月20日(土):初稿
○「和田秀樹氏著”70歳が老化の分かれ道”紹介-高齢運転は危険ではない2」を続けます。高齢運転者の交通事故に関するネット検索結果備忘録です。
「年齢別の事故率は?10代・20代と高齢者、どっちが高い」というページの紹介です。

第1当事者(交通事故の当事者の中で、最も過失割合が重い人)の年齢別構成は以下のグラフでした。


これに対し、原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別免許保有者10万人当たりの交通事故件数を警察庁「令和2年中の交通事故の発生状況」より紹介します。以下のグラフです。


年代別の交通事故件数推移は以下のグラフです。


実態としては高齢者の交通事故件数は減少しています。高齢者人口の増加の影響を除いた免許保有者10万人当たりの事故件数はほぼ右肩下がりで下がっており、事故件数の実数値も高齢者人口の増加の影響を受けて80歳以上では一時増加していましたが直近では減少しています。」と説明されています。

○然るに高齢者の事故が増えているように感じる理由は、
①高齢者人口割合の増加に伴い全事故に占める高齢者運転事故割合が増えていること
②死亡事故に限定すると高齢者事故率が高く印象に残りやすいこと
とのことです。

○和田秀樹氏の指摘する
・65歳以上の高齢ドライバーの事故はたしかに年々増えているが、高齢者人口がドンドン増えているので、事故の割合がそれを上回らないと高齢者事故が増えたとは言えない
・高齢運転者は事故が多いと思われているのは、メディアが高齢ドライバー暴走事故を盛んに取り上げるため高齢ドライバーは事故を起こしやすいと誤導されたから

は、データ上からも裏付けられています。

「「75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故件数は10年以上変わっていない。悪者にせず、まずは代替案の提示を」“免許返納”へ向けた説得について認知症の専門医」というABEMATIMESの11/19(金) 21:07配信ニュースでは、年に200人超の高齢者に免許返納を促しているという八千代病院・愛知県認知症疾患医療センター長の川畑信也氏は「非常に誤解されていると思う。こういう事故が起こると必ずマスコミがすごく取り上げるので強い印象を受けるけれども、警察庁のデータによれば75歳以上のドライバーによる死亡事故の件数は2007年以降、毎年450件前後でほとんど増えていない。逆に言えば75歳以上のドライバー全員から免許を取り上げても、年間3000人くらい亡くなっている方のうち、400人ぐらいしか減らないわけだ。そこを誤解して、“高齢の方の運転は危ない”というイメージを作り、悪者になってしてしまっている」と指摘されえているとのことです。

以上:1,099文字

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