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平成30年 5月12日(土):初稿 |
○「新保泰秀氏著”ベタッと開脚してはいけない”一部紹介」の続きで、今回は、藤本陽平氏著「ラクに開脚できるようになる本」の一部紹介です。 新保泰秀氏著「ベタッと開脚してはいけない」では、無理をして開脚をすることが、如何に日本人の健康に良くないかを力説されていますが、東京で、股関節に特化したストレッチスタジオを主宰している藤本陽平氏著「ラクに開脚できるようになる本」では、開脚の効用について、これでもか、これでもかと力説されています。 ○藤本陽平氏著「ラクに開脚できるようになる本」では12頁から38頁に渡って、開脚の効用について様々な観点から説明されています。以下、その備忘録です。 ・体が硬い=ブレーキをかけたまま自転車をこぐようなもの-体が硬くなると動かしにくく、疲れやすくなり、硬くなった筋肉が引っ張り合い常に負担がかかり、ケガもしやすくなる ・ストレッチの効果-筋肉を伸ばすことで柔軟性が高まる、特にお尻や太ももの筋肉など、大きな筋肉が集中した股関節まわりの筋肉を伸ばすことが重要 ・開脚は、日常生活では90度で十分、それ以上開いたらもはや特技の一つ ・開脚すると、体と心に余裕が出て、毎日、動くのが楽しくなる、開脚ストレッチで体が伸びるとブレーキが解除され、気持ちよく自転車のペダルをこぐ状況となる ・開脚すると、姿勢が良くなる-股関節という体の土台に適度な柔軟性があれば、姿勢を正しく調整しやすくなる ・開脚すると、痛みがとれる-股関節の動きが制限されると、膝の動きに頼るようになり、腰や膝に痛みが出たりする-前夜の開脚ストレッチで翌朝の体の状態が改善 ・開脚すると、疲れがとれる-開脚ストレッチにより、血流がうながされ、疲労を回復する効果が得られる、フライト・デスクワークで長時間座位姿勢を継続すると血流循環が滞り、疲れがたまる、これを改善するのがストレッチ ・開脚すると、ダイエットにつながる-開脚により体が動かすのが楽になり、活動量が増えて脂肪が燃焼する効果があり、これがダイエットにつながる ・開脚180度は、時間をかけてじっくり、途中でサボっても大丈夫 ・マッサージよりストレッチ!筋肉は自分自身で伸ばそうとしないと伸びない性質-自分の体は自分で変える意識が重要 ・開脚の平均的角度-90から120度が一般の人の平均角度、開脚して骨盤が立つようになると開脚が楽しくなる ○新保泰秀氏著「ベタッと開脚してはいけない」では、開脚の必要性はなく、股関節関節可動域が必要以上に広がると脚の安定感が損なわれ、また、開脚しても股関節まわりの筋肉がしっかり使えるようにならず、筋肉と開脚は無関係などと、記述されており、上記藤本陽平氏著「ラクに開脚できるようになる本」の記述とは真逆の説明に様にも見えます。 ○新保泰秀氏は、延べ13万人を超える患者の足を診てきた1967年生まれの柔道整復師・フットマスターで、藤本陽平氏は、これまで1万人以上の体を見てきた1976年生まれのNSCA認定パーソナルトレーナー、筋肉デザイナーと紹介されています。どちらも医師資格は持っておらず、ネットで医師による開脚の効用解説がないか探してみると、「医師が答えるQ&Aサイト【Doctors Me】」に「股関節ストレッチで目指せ!180度開脚! 」が見つかりました。 【医師からのアドバイス】なんて記述されています。ここの医師の見解は、藤本陽平氏に近いようです。 以上:1,561文字
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